「両日ともに」は正しい?意味と使い方を徹底解説【ビジネスメールでも使える】

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「両日ともに参加できます」というメールを送る前に、この表現が正しい日本語なのか迷ったことはありませんか。結論から言うと、「両日ともに」は文法的に正しく、ビジネスシーンでも問題なく使える表現です。この記事では、「両日ともに」の正確な意味と使い方、「両日とも」との違い、ビジネスメールでの具体的な活用例を詳しく解説します。さらに、連続した日程と離れた日程での使い分けや、敬語との組み合わせ方、シーン別の言い換え表現まで網羅的にご紹介。この記事を読めば、日程調整のメールで自信を持って正しい表現を選べるようになります。

「両日ともに」は正しい日本語表現なのか

「両日ともに」という表現を使う際、本当に正しい日本語なのか迷う方は少なくありません。ビジネスメールや公式な文書で使う前に、この表現の文法的な正しさと意味をしっかりと理解しておくことが大切です。

「両日ともに」の基本的な意味

「両日ともに」は、2つの日にちのどちらも同じ状態や条件であることを表す日本語表現です。「両日」が「2つの日」を指し、「ともに」が「どちらも」「両方とも」という意味を持ちます。

具体的には、以下のような場面で使われます。

使用場面 例文
参加可能を伝える 10日と11日の両日ともに参加できます
参加不可を伝える 両日ともに都合がつきません
状況を説明する 両日ともに晴天でした
条件を示す 両日ともに10時開始です

この表現は、2日間に限定される点が重要です。3日以上の場合は「各日」「すべての日」「いずれの日も」といった別の表現を使う必要があります。

「両日」だけでは伝わらない理由

「両日」という言葉だけでは、2つの日を指すことはできても、それらがどのような状態なのかを明確に伝えることができません。「両日参加します」という表現は、文法的に不完全で意味が曖昧になります。

以下の比較表を見ると、その違いが明確になります。

表現 意味の明確さ 評価
両日参加します △ やや不明確 文法的に不完全
両日とも参加します ○ 明確 正しい表現
両日ともに参加します ◎ 非常に明確 より丁寧で正しい表現

「ともに」や「とも」という助詞を付けることで、2つの日がどちらも同じ条件であることを明示的に示すことができます。これにより、聞き手や読み手に誤解を与えることなく、正確な情報を伝えられるのです。

特にビジネスシーンでは、曖昧さを排除することが重要です。「両日」だけで済ませてしまうと、相手が「両日のうちどちらか」と解釈する可能性もあり、コミュニケーションエラーの原因になりかねません。

文法的な正しさの検証

「両日ともに」は文法的に正しい日本語表現です。この表現の文法構造を分解すると、以下のようになります。

要素 品詞 役割
両日 名詞 2つの日を指す主語または対象
とも 副助詞 「どちらも」という意味を添える
格助詞 時間や状態を示す

「とも」は副助詞として、複数のものすべてが同じ状態であることを強調する働きを持ちます。これに格助詞「に」を続けることで、より丁寧で格調高い表現になります。

日本語の文法書でも、「ともに」という表現は正式に認められています。古くから使われてきた表現であり、現代日本語でも自然に使用できる言葉です。

ただし、口語と文語では若干の使用頻度の差があります。

使用場面 「両日とも」の使用頻度 「両日ともに」の使用頻度
日常会話 高い やや低い
ビジネスメール 高い 高い
公式文書 中程度 高い
報告書 中程度 高い

結論として、「両日ともに」は文法的に完全に正しい日本語表現であり、特にフォーマルな場面で適切に使用できる言葉です。自信を持って使用して問題ありません。

「両日ともに」と「両日とも」の違い

「両日ともに」と「両日とも」は、どちらも二つの日にちを指す表現ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。ビジネスシーンで適切に使い分けるために、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

フォーマル度の違い

「両日ともに」と「両日とも」の最も大きな違いは、フォーマル度の差にあります。「ともに」という助詞は、「とも」に「に」を付け加えた形で、より丁寧で改まった印象を与えます。

「両日とも」は日常会話やカジュアルなビジネスコミュニケーションで広く使われる標準的な表現です。一方、「両日ともに」は文語的で格調高い響きがあり、公式な文書や改まった場面で好まれる傾向があります。

表現 フォーマル度 適した場面
両日とも 標準 日常的なビジネスメール、社内連絡、口頭での会話
両日ともに 高い 正式な文書、取引先への重要なメール、公式な場面

実際の使用例を見てみると、「両日とも参加いたします」という表現は親しみやすく自然ですが、「両日ともに参加させていただきます」とすると、より丁重で敬意を込めた印象になります。

使い分けのポイント

「両日ともに」と「両日とも」を使い分ける際には、相手との関係性や文書の性質を考慮することが重要です。

まず、相手との関係性を考えましょう。社内の同僚や上司に対しては「両日とも」で十分ですが、社外の取引先、特に初めて連絡を取る相手や役職の高い方に対しては「両日ともに」を使うことで、より丁寧な印象を与えられます。

次に、文書の性質も判断材料になります。日常的な業務連絡や簡単な日程確認であれば「両日とも」が適していますが、契約に関わる重要な通知、正式な招待状への返信、企業間の公式な文書では「両日ともに」を選ぶのが無難です。

また、文章全体のトーンも考慮する必要があります。メール全体が丁寧な敬語表現で統一されている場合、「両日ともに」を使った方が文体の一貫性が保たれます。逆に、カジュアルで親しみやすい文章の中では「両日ともに」が浮いてしまう可能性があります。

地域や業界による慣習も無視できません。官公庁や法務関連の業界では、より格式高い「両日ともに」が好まれる傾向があります。一方、IT業界やスタートアップ企業など、カジュアルなコミュニケーションが主流の職場では「両日とも」が一般的です。

ビジネスシーンではどちらを使うべきか

ビジネスシーンにおいて、どちらを使うべきか迷った場合の判断基準を具体的に示します。

「両日とも」を使うべき場面は以下の通りです。社内メールや日常的な業務連絡、既に関係性が構築されている取引先とのやり取り、口頭でのコミュニケーション、カジュアルな雰囲気の職場環境などが該当します。これらの場面では、自然で親しみやすい「両日とも」が適切です。

一方、「両日ともに」を使うべき場面もあります。初めて連絡を取る取引先への返信、役員や経営層に対するメール、契約や重要な取引に関する文書、公式な案内状や招待状への返答、格式を重んじる業界や企業とのやり取りでは、「両日ともに」を選ぶことで失礼のない対応ができます。

実務的なアドバイスとして、迷った場合は「両日ともに」を使う方が安全です。丁寧すぎて失礼になることはほとんどありませんが、カジュアルすぎて失礼と受け取られるリスクは避けられます。ただし、社内文化や相手の好みを理解している場合は、柔軟に使い分けることも大切です。

また、メール全体のバランスも重要です。「両日ともに」を使う場合は、他の敬語表現も適切に使い、文章全体の丁寧さのレベルを統一しましょう。一文だけが極端に丁寧だったり、逆にカジュアルだったりすると、不自然な印象を与えてしまいます。

最終的には、相手への敬意を表すという本質を忘れずに、状況に応じて適切な表現を選択することが、ビジネスコミュニケーションにおいて最も重要なポイントとなります。

「両日ともに」の具体的な使い方

「両日ともに」は、2つの日について何らかの状態や行動を説明する際に使用する表現です。ここでは、肯定文・否定文・疑問文それぞれの文脈での具体的な使い方を、例文を交えながら詳しく解説します。

肯定文での使い方

肯定文では、「両日ともに」の後に可能であることや参加できることなどの肯定的な内容を続けます。2つの日程のどちらも可能である、または同じ状態であることを明確に伝えたい場合に有効です。

使用場面 例文
日程の都合が良い場合 ご提案いただいた10日と11日は、両日ともに参加可能です。
予定が空いている場合 15日と16日は両日ともに予定が空いております。
同じ状況を説明する場合 先週の月曜日と火曜日は両日ともに晴天でした。
実施状況を報告する場合 セミナーは両日ともに満席となりました。

肯定文で使用する際のポイントは、「両日ともに」の後に続く動詞や形容詞が肯定的な内容であることです。「参加できます」「可能です」「空いております」など、前向きな表現と組み合わせることで、相手に明確な意思を伝えることができます。

また、ビジネスシーンでは「両日ともに○○でございます」という丁寧な表現を使うことで、より礼儀正しい印象を与えることができます。

否定文での使い方

否定文では、「両日ともに」の後に不可能であることや参加できないことなどの否定的な内容を続けます。複数の日程すべてにおいて同じ否定的な状況であることを伝える際に使用します。

使用場面 例文
日程の都合が悪い場合 申し訳ございませんが、ご提案の20日と21日は両日ともに都合がつきません。
予定が埋まっている場合 両日ともに別の予定が入っており、参加が難しい状況です。
実施できなかった場合 天候不良により、イベントは両日ともに中止となりました。
不在を伝える場合 出張のため、両日ともに不在にしております。

否定文で使用する際は、相手に断りや不可能であることを伝える場面が多いため、クッション言葉を添えることが重要です。「申し訳ございませんが」「恐れ入りますが」「残念ながら」などの言葉を前に置くことで、丁寧で配慮のある表現になります。

特にビジネスメールで断る際には、「両日ともに都合がつきません」だけで終わらせるのではなく、「代わりに○日でしたらお伺いできますが、いかがでしょうか」のように代替案を提示すると、より建設的なコミュニケーションが可能になります。

疑問文での使い方

疑問文では、「両日ともに」を使って相手の都合や状況を確認します。2つの日程について同時に質問することで、やり取りの回数を減らし、効率的なコミュニケーションを図ることができます。

使用場面 例文
都合を確認する場合 5日と6日は両日ともにご都合よろしいでしょうか。
参加可否を尋ねる場合 研修は両日ともにご参加いただけますか。
状況を確認する場合 両日ともに同じ時間帯で問題ございませんか。
意向を確認する場合 面接は両日ともに午後2時からで大丈夫でしょうか。

疑問文で使用する場合は、相手が答えやすいように具体的な日付や時間を明示することが大切です。単に「両日ともに可能ですか」と聞くよりも、「10月5日(木)と6日(金)は両日ともにご都合よろしいでしょうか」のように、日付と曜日を明記することで、相手が予定を確認しやすくなります。

また、疑問文では文末の表現にも注意が必要です。「よろしいでしょうか」「いかがでしょうか」「問題ございませんか」など、丁寧な疑問形を使用することで、相手に配慮した印象を与えることができます。

複数の候補日がある場合には、「A日とB日は両日ともにご都合いかがでしょうか。もしどちらも難しい場合は、C日とD日でいかがでしょうか」のように、段階的に選択肢を提示する方法も効果的です。

ビジネスメールでの「両日ともに」活用例

ビジネスメールで「両日ともに」を使う場合、状況に応じた適切な表現が求められます。ここでは、実際のビジネスシーンでよく使われる具体的な活用例を紹介します。

日程調整の返信で使う場合

会議や打ち合わせの日程調整で複数の候補日が提示された際に、「両日ともに」を使って参加可能であることを伝える例文です。

シチュエーション 例文
2つの候補日がある場合 ご提示いただきました10月15日と16日につきまして、両日ともに参加可能でございます。ご都合のよろしい日程をお選びください。
スケジュール確認後の返答 候補日を確認いたしましたところ、両日ともに予定が空いておりますので、どちらでも対応させていただきます。
複数参加者がいる場合 弊社の担当者に確認いたしましたところ、両日ともに全員出席可能との回答を得ております。

日程調整の返信では、相手に選択肢を委ねる姿勢を示すことが重要です。「両日ともに」を使うことで、柔軟に対応できることを明確に伝えられます。

参加可否を伝える場合

イベントやセミナー、研修などへの参加可否を伝える際の活用例です。肯定的な返答と否定的な返答の両方のパターンを見ていきましょう。

参加可能な場合の表現

参加できることを伝える際は、積極的な姿勢を示すことが大切です。

用途 例文
セミナー参加の返答 12月5日と6日に開催されます研修会につきまして、両日ともに参加させていただきたく存じます
展示会への出席連絡 展示会の開催日程について、両日ともに弊社から担当者が伺う予定でございます。
複数日程のイベント ご案内いただきました2日間の講習会ですが、両日ともに受講を希望いたします。

参加が難しい場合の表現

参加できないことを伝える場合でも、丁寧な表現を心がけることが重要です。

状況 例文
スケジュール都合がつかない 誠に申し訳ございませんが、両日ともに先約があり参加が難しい状況でございます。
代替案を提示する場合 ご提案いただいた日程は両日ともに対応が困難なため、別の日程をご検討いただけますでしょうか。
部分参加を提案する場合 両日ともに終日の参加は難しいのですが、午前中のみでしたら調整可能です。

丁寧な断り方の例文

「両日ともに」を使って参加を断る際は、理由を明確にしつつも相手への配慮を忘れない表現が求められます。単に断るだけでなく、今後の関係性を維持するための工夫が必要です。

基本的な断り方

参加を断る際の基本的な構成は、謝罪・理由・代替案または今後への期待という流れになります。

パターン 例文
他の予定がある場合 せっかくお声がけいただきましたが、両日ともに別件の予定が入っており、誠に残念ながら参加を見送らせていただきます。次回の機会にはぜひ参加させていただきたく存じます。
業務都合による場合 ご案内ありがとうございます。大変恐縮ですが、両日ともに社内の重要な業務が予定されており、今回は参加を辞退させていただきたく存じます。
出張などの理由 貴重な機会をいただきありがとうございます。あいにく両日ともに地方出張の予定が入っておりまして、参加が叶いません。ご理解のほどお願い申し上げます。

代替案を提示する断り方

単に断るだけでなく、代替案を示すことで前向きな姿勢を伝えることができます。

「ご提案の日程は両日ともに都合がつきませんが、翌週でしたら調整可能でございます。ご検討いただけますと幸いです。」という表現では、断りながらも協力的な態度を示すことができます

「両日ともに私は参加できませんが、代わりに部下の山田を出席させることは可能です。よろしければご検討ください。」のように、代理出席を提案する方法もあります。

感謝を添えた断り方

招待や提案に対する感謝の気持ちを明確に示すことで、断る際の印象を和らげることができます。

「このたびは貴重な機会にお誘いいただき、誠にありがとうございます。残念ながら両日ともにスケジュールの調整がつかず、今回は参加を見合わせざるを得ません。またの機会をいただけますと幸いです。」という表現は、感謝と残念な気持ちの両方を適切に伝えることができます。

状況 丁寧な断り方の例
定期的なイベントの場合 今回は両日ともに参加が難しい状況ですが、次回開催の際にはぜひ参加させていただきたく、改めてご案内いただけますと幸いです。
重要な会議の欠席 重要な会議にもかかわらず、両日ともに外せない用件があり欠席せざるを得ません。議事録を共有いただけますと助かります。
顧客向けイベント ご招待いただきありがとうございます。両日ともに先約があり伺えませんが、資料などございましたら後日送付いただけますでしょうか。

ビジネスメールで「両日ともに」を使う際は、相手への配慮と明確な意思表示のバランスが重要です。肯定的な返答でも否定的な返答でも、丁寧な言葉遣いと具体的な情報提供を心がけることで、良好なビジネス関係を維持することができます。

「両日ともに」を使う際の注意点

「両日ともに」は便利な表現ですが、使い方を誤ると意味が正確に伝わらなかったり、不自然な印象を与えたりすることがあります。ここでは、実際に使用する際に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

連続した日程と離れた日程での使い方

「両日ともに」は2つの日程を指す表現ですが、日程が連続しているか離れているかによって、前後の文脈での説明の必要性が変わります

連続した日程の場合

「3月15日と16日」のように連続した日程を指す場合、「両日ともに」を使うことで簡潔に表現できます。この場合、どの2日間を指しているかが明確なため、追加説明は不要です。

  • 「セミナーは3月15日と16日に開催されます。両日ともに参加可能です。」
  • 「金曜日と土曜日の研修について、両日ともに出席いたします。」

離れた日程の場合

「3月15日と3月25日」のように日程が離れている場合は、事前にどの2日間を指しているのか明確にする必要があります。文脈なしに「両日ともに」だけを使うと、相手が混乱する可能性があります。

  • 良い例:「ご提案いただいた3月15日と3月25日ですが、両日ともに参加可能です。」
  • 避けるべき例:「両日ともに参加できます。」(どの2日間か不明確)
日程のタイプ 使い方のポイント 例文
連続した日程 そのまま使用可能 「土日の両日ともに営業しております」
離れた日程 具体的な日付を明示 「10日と20日の両日ともに対応可能です」
週をまたぐ日程 曜日または日付で明確化 「月曜日と金曜日の両日ともに会議があります」

「両方」との使い分け

「両日ともに」と似た表現に「両方」がありますが、これらは対象となるものが異なるため、適切に使い分ける必要があります

「両日」と「両方」の基本的な違い

「両日」は必ず2つの日にちを指すのに対し、「両方」は日にち以外のあらゆる2つのものを指すことができます。日程について話す場合は「両日」を使うのが適切です。

表現 対象 適切な使用例 不適切な使用例
両日ともに 2つの日にち 「15日と16日の両日ともに参加します」 「午前と午後の両日ともに」(日にちではない)
両方とも 2つの事柄全般 「午前の部と午後の部の両方とも参加します」 「15日と16日の両方とも」(やや不自然)

混同しやすいケース

日程に関する話でも、実際には時間帯や選択肢を指している場合は「両方」を使います。

  • 時間帯を指す場合:「午前の回と午後の回、両方とも予約済みです」
  • 会場を指す場合:「東京会場と大阪会場、両方とも満席です」
  • 日程を指す場合:「第1回と第2回の開催日、両日ともに参加予定です」

迷った場合は、カレンダー上の具体的な日付を指しているなら「両日」、それ以外なら「両方」を使うと覚えておくと良いでしょう。

敬語表現との組み合わせ方

ビジネスシーンで「両日ともに」を使う際は、適切な敬語表現と組み合わせることが重要です。敬語のレベルや種類を間違えると、失礼な印象を与えかねません。

丁寧語との組み合わせ

「両日ともに」自体は敬語ではないため、文末には適切な丁寧語を付ける必要があります。

  • 「両日ともに参加します」
  • 「両日ともに対応可能です」
  • 「両日ともに都合がつきません」

謙譲語との組み合わせ

目上の人や取引先に対しては、謙譲語を組み合わせることで、より丁寧な印象になります。

基本形 謙譲語を使った表現 適用場面
両日ともに参加します 両日ともに参加いたします 社外への連絡
両日ともに行きます 両日ともに伺います 訪問の約束
両日ともに見ます 両日ともに拝見いたします 資料確認など
両日ともに聞きます 両日ともに拝聴いたします 講演参加など

尊敬語との組み合わせ

相手の行動について述べる場合は、尊敬語を使います。ただし、「両日ともに」の後に続く動詞を尊敬語にするのであって、「両日ともに」自体を変える必要はありません

  • 「部長は両日ともにご出席なさいます」
  • 「先方は両日ともにご参加いただけるとのことです」
  • 「お客様は両日ともにいらっしゃる予定です」

過剰敬語に注意

敬語を意識しすぎて、不自然な表現にならないよう注意が必要です。

  • 避けるべき表現:「両日ともにおられます」→「両日ともにいらっしゃいます」
  • 避けるべき表現:「両日ともにお参加されます」→「両日ともにご参加なさいます」

また、メールの冒頭や末尾の定型表現と組み合わせる際も、全体のバランスを考えることが大切です。「お世話になっております」「何卒よろしくお願いいたします」などの定型句と自然につながるよう配慮しましょう。

「両日ともに」の言い換え表現

「両日ともに」は適切な表現ですが、場面や相手によっては別の言い回しを使った方が自然な場合もあります。ここでは、カジュアルな表現からフォーマルな表現まで、状況に応じた言い換えのバリエーションをご紹介します。

カジュアルな表現

友人や同僚など、親しい間柄で使える「両日ともに」の言い換え表現をご紹介します。ビジネスシーンでも、社内の気軽なやり取りでは以下のような表現が自然です。

言い換え表現 使用例 ニュアンス
どちらの日も どちらの日も参加できます わかりやすく自然な表現
2日とも 2日とも大丈夫です 簡潔で親しみやすい印象
いずれの日も いずれの日も都合がつきます やや丁寧な響き
両方とも 両方とも問題ありません 口語的でフランクな印象
どっちも どっちもOKです 非常にカジュアル

「どちらの日も」は最もバランスの取れた言い換え表現で、カジュアルすぎず堅苦しくもないため、幅広い場面で使用できます。社内メールやチャットツールでのやり取りでは「2日とも」が簡潔で好まれることが多いです。

「どっちも」は非常にくだけた表現のため、ビジネスメールや公式な連絡では避けるべきですが、仲の良い同僚との口頭でのやり取りでは問題ありません。

よりフォーマルな表現

取引先や上司、目上の方とのやり取りでは、「両日ともに」よりもさらに丁寧な印象を与える表現を選ぶことができます。格式を重んじる場面での言い換え表現をご紹介します。

言い換え表現 使用例 適した場面
両日いずれも 両日いずれも出席可能でございます 格式高いビジネス文書
いずれの日程も いずれの日程も調整可能です 丁寧な依頼・回答
双方の日程とも 双方の日程とも問題ございません 正式な書面・契約関連
ご提示いただいた両日とも ご提示いただいた両日とも参加させていただきます 相手への配慮を示す場面
2日間いずれも 2日間いずれも対応可能でございます 具体的な日数を強調したい場合

「両日いずれも」は最も格調高い表現で、重要な取引先への提案書や契約に関わる書面で使用すると適切です。「いずれ」という言葉が加わることで、より慎重で丁寧な印象を与えます。

「ご提示いただいた両日とも」のように、相手の行動を敬う表現を加えることで、感謝の気持ちと丁寧さを同時に伝えることができます。特に日程調整をしてくれた相手への返信では、このような表現が好印象を与えます。

シーン別の言い換え例

実際のビジネスシーンでは、状況に応じて最適な表現を選ぶことが重要です。ここでは具体的な場面ごとに、どの言い換え表現が適切かを例文とともにご紹介します。

日程調整の返信での言い換え

会議や商談の日程候補を複数提示された際の返信では、以下のような表現が適切です。

状況 推奨表現 例文
社内会議の日程回答 どちらの日も ご提案いただいたどちらの日も参加可能です。
取引先との商談設定 いずれの日程も いずれの日程も調整可能でございます。ご都合のよろしい方をお選びください。
複数候補からの選択 ご提示いただいた両日とも ご提示いただいた両日とも問題ございません。他の出席者の都合に合わせていただければと存じます。

日程調整では相手に選択を委ねる姿勢を示すことが重要で、「どちらでも対応可能です」という柔軟性をアピールしながらも、決定権は相手にあることを明確にする表現が好まれます。

イベント参加可否を伝える際の言い換え

セミナーや研修など、複数日程で開催されるイベントへの参加可否を伝える場面では、以下の表現が効果的です。

参加状況 適切な表現 例文
両日参加可能 2日間とも 2日間とも参加させていただきます。
両日参加希望 両日いずれも 両日いずれも出席を希望しております。
全日程参加表明 いずれの日も いずれの日も貴重な学びの機会と考え、参加いたします。

否定的な返答での言い換え

残念ながら両日とも参加できない場合や、条件が合わない場合の表現も重要です。否定的な内容を伝える際は、より丁寧な表現を選ぶことで印象を和らげることができます。

断る理由 推奨表現 例文
スケジュール不可 いずれの日程も 誠に申し訳ございませんが、いずれの日程も先約があり、参加が難しい状況です。
条件が合わない ご提示いただいた両日とも ご提示いただいた両日とも残念ながら都合がつかず、別の日程をご提案させていただけますでしょうか。
丁重な辞退 双方の日程とも 大変恐縮ですが、双方の日程とも既に予定が入っており、今回は見送らせていただきます。

否定的な返答では「申し訳ございません」などのクッション言葉と組み合わせることで、丁寧さを保ちながら断りの意思を伝えることができます。可能であれば代替案を提示することで、前向きな印象を与えることも重要です。

口頭での言い換え

メールや文書ではなく、電話や対面での会話では、より自然で流暢な表現が求められます。

場面 口頭での表現 使用例
電話での日程確認 どちらの日でも はい、どちらの日でも大丈夫です。
会議での発言 2日とも 私は2日とも参加できます。
上司への報告 両方の日程とも 両方の日程とも調整済みです。

口頭でのコミュニケーションでは、簡潔さと明瞭さが重視されるため、あまり堅苦しい表現よりも「どちらでも」「2日とも」といった自然な言い回しが好まれます。ただし、相手の立場や関係性に応じて、適切な敬語表現を選ぶことは忘れないようにしましょう。

まとめ

「両日ともに」は文法的に正しい日本語表現で、ビジネスシーンでも安心して使えます。「両日とも」との違いは主にフォーマル度にあり、「ともに」を付けることでより丁寧な印象を与えることができます。日程調整や参加可否を伝える際には、「両日ともに参加可能です」「両日ともに都合がつきません」のように明確に意思を示すことが大切です。ただし、連続した日程でも離れた日程でも使える便利な表現ですが、「両方」とは使用場面が異なるため注意が必要です。状況に応じて「いずれの日も」などの言い換え表現も活用しながら、適切なコミュニケーションを心がけましょう。

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