「android 13のサポート終了後もスマホは使えるの?」「いつまで安全に使える?」そんな疑問をお持ちではありませんか。この記事では、android 13のサポート終了時期と、終了後に潜むセキュリティリスクや使用上の危険性を詳しく解説します。さらに、Pixel・Galaxy・AQUOSなど主要メーカー別の具体的なサポート終了日と、サポート終了前に取るべき対策、機種変更時の選び方まで網羅的にご紹介。結論として、サポート終了後も物理的には使用できますが、セキュリティパッチが提供されず、アプリやサービスの利用制限が発生するため、計画的な対応が必要です。あなたのスマホを安全に長く使い続けるための完全ガイドです。
android 13 サポート終了はいつ?基本知識と確認方法
Android 13のサポート終了について正確に理解するには、まずAndroidのサポート体制の仕組みを把握する必要があります。Androidのサポート終了は、Googleが提供するOSのサポートと、各メーカーが提供する端末のサポートの2つの側面があり、それぞれ期間が異なります。この章では、Android 13のリリース時期から始まり、サポート期間の考え方、そして実際にお使いの端末のサポート状況を確認する具体的な手順まで、基礎知識を網羅的に解説します。
android 13 のリリース時期とサポート期間の目安
Android 13は、2022年8月15日に正式リリースされました。Googleが提供するAndroid OSのバージョンとして、Pixel端末をはじめとする対応機種に順次配信が開始されました。
Googleは各Androidバージョンに対して、リリースから約3年間のセキュリティパッチ提供を基本方針としています。この基準に従えば、Android 13のサポートは2025年8月頃まで継続される見込みです。ただし、これはGoogleが提供するOSレベルのサポート期間であり、実際に使用している端末がいつまでサポートされるかは、端末メーカーの方針によって大きく異なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Android 13リリース日 | 2022年8月15日 |
| Googleのサポート期間 | 約3年間(目安:2025年8月頃まで) |
| セキュリティパッチの頻度 | 月次または四半期ごと |
| サポート対象 | OS本体とGoogle提供のシステムコンポーネント |
重要なのは、OSのバージョンサポート終了と、端末のサポート終了は別物であるという点です。Android 13が搭載された端末でも、メーカーがより長期のサポートを提供している場合は、Android 14や15へのアップデートが可能であり、その場合はさらに長く安全に使用できます。
Googleのサポート終了スケジュールの仕組み
Googleのサポート体制は、複数の層で構成されています。まず、Android OSの開発とメンテナンスは、AOSP(Android Open Source Project)として公開されており、基本的なセキュリティパッチはここで提供されます。
Googleは毎月、または四半期ごとに「Android Security Bulletin」を公開し、そこで発見された脆弱性と対処方法を明示します。これに基づいて、各メーカーが自社端末向けのアップデートを開発・配信する流れとなります。
サポート終了のスケジュールは以下のような段階を経ます。
| 段階 | 期間 | 内容 |
|---|---|---|
| 完全サポート期間 | リリースから約2年 | 新機能追加、セキュリティパッチ、バグ修正すべて提供 |
| 延長サポート期間 | 2年目以降約1年 | セキュリティパッチとクリティカルなバグ修正のみ |
| サポート終了 | 約3年以降 | 新たなパッチの提供なし |
ただし、Pixelシリーズでは2023年以降の機種でサポート期間が大幅に延長されており、Pixel 8以降は最大7年間のセキュリティアップデートが保証されています。このように、Googleの基本方針とは別に、端末ごとの個別サポート体制が存在する点に注意が必要です。
また、Googleは「Google Play システム アップデート」という仕組みを通じて、OSバージョンに依存しない形で一部のセキュリティ機能やシステムコンポーネントを更新できるようになっています。これにより、OSのメジャーバージョンがサポート終了しても、限定的ながら保護が継続される場合があります。
自分のスマホのサポート状況を確認する手順
お使いのスマートフォンが現在どのようなサポート状況にあるのかを確認することは、セキュリティリスクを管理する上で非常に重要です。以下の手順で、詳細な情報を確認できます。
最も基本的な確認方法は、端末の設定画面から現在のAndroidバージョンとセキュリティパッチレベルを確認することです。
具体的な確認手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「デバイス情報」または「端末情報」をタップ
- 「Androidバージョン」を確認(Android 13と表示されているか)
- 「Androidセキュリティパッチレベル」を確認(最新の日付が表示されているか)
セキュリティパッチレベルの日付が3ヶ月以上古い場合は、すでにサポートが終了しているか、メーカーの配信が遅延している可能性があります。
| 確認項目 | 設定画面での場所 | 確認すべきポイント |
|---|---|---|
| Androidバージョン | 設定 > デバイス情報 | Android 13であることを確認 |
| セキュリティパッチレベル | 設定 > デバイス情報 | 日付が3ヶ月以内であることを確認 |
| ビルド番号 | 設定 > デバイス情報 | メーカーサポートページと照合 |
| システムアップデート | 設定 > システム > システムアップデート | 最新の状態か確認 |
さらに詳細な情報を得るには、各メーカーの公式サポートページでIMEI番号や機種名を入力してサポート期限を確認する方法があります。多くのメーカーは、機種ごとのサポート終了予定日を公表しています。
メーカー別の確認方法としては以下があります。
- Google Pixelシリーズ:Googleストアのサポートページで機種ごとのサポート終了日を公表
- Samsung Galaxy:「Samsung Members」アプリまたは公式サイトで確認可能
- AQUOS(シャープ):公式サイトの製品サポートページで機種別に情報掲載
- Xperia(ソニー):製品サポートページで「ソフトウェア更新」情報を提供
また、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)で購入した端末の場合、キャリアの公式サイトでも「製品アップデート情報」として更新予定や終了情報が公開されています。キャリア版とSIMフリー版では配信スケジュールが異なる場合があるため、購入元に応じた情報源を確認することが重要です。
定期的にシステムアップデートの有無を確認し、セキュリティパッチレベルの日付が更新されているかをチェックすることで、自分の端末が適切にサポートされているかを継続的に監視できます。もし数ヶ月間更新がない場合は、すでにサポート終了に近づいているか、終了している可能性があるため、機種変更を検討するタイミングと言えるでしょう。
android 13 サポート終了後も使える?継続利用の可否
Androidのサポート終了と聞くと、スマートフォンが突然使えなくなるのではないかと不安に感じる方も多いでしょう。しかし実際には、サポート終了後も端末自体は物理的に使用し続けることが可能です。ただし、使用を継続する場合には重大なリスクが伴うため、正しい知識を持って判断することが重要です。
サポート終了後の端末は物理的には使用可能
android 13のサポートが終了したとしても、スマートフォン本体が自動的に動作しなくなるわけではありません。電話やメール、カメラ、音楽再生などの基本機能は引き続き利用できます。インストール済みのアプリも、そのバージョンのまま動作し続けます。
サポート終了とは、メーカーやGoogleからのセキュリティアップデートや機能改善のための更新プログラムが配信されなくなることを意味します。つまり、システムが固定された状態のまま使い続けることになるのです。
実際に、古いAndroidバージョンを搭載した端末を現在も使用しているユーザーは一定数存在します。特にサブ機として音楽プレーヤーや電子書籍リーダー、目覚まし時計代わりに使用するなど、インターネット接続を必要としない用途であれば、サポート終了後も問題なく活用できる場合があります。
| 利用シーン | サポート終了後の使用可否 | 注意点 |
|---|---|---|
| 電話・SMS | ○ 使用可能 | 通信キャリアのサービス終了には注意 |
| カメラ撮影 | ○ 使用可能 | クラウド同期機能は制限される可能性あり |
| 音楽・動画再生 | ○ 使用可能 | ストリーミングアプリは更新終了の可能性 |
| インターネット閲覧 | △ 制限あり | セキュリティリスクが高まる |
| SNS利用 | △ 制限あり | アプリが順次対応終了する |
| オンライン決済 | × 推奨しない | セキュリティ上非常に危険 |
アプリやサービスが制限される可能性
サポート終了後の大きな問題の一つが、アプリやサービスの利用制限です。各アプリの開発元は一定期間が経過すると、古いAndroidバージョンへの対応を段階的に終了していきます。
特に影響が大きいのは、定期的にアップデートが行われるアプリです。LINEやTwitter(X)、Instagram、FacebookなどのSNSアプリ、YouTube、Amazon、楽天市場などの動画・ショッピングアプリは、新機能の追加やセキュリティ強化のために頻繁に更新されます。これらのアプリは、サポート終了から1年から2年程度で古いOSバージョンへの対応を打ち切る傾向にあります。
アプリが使えなくなるタイミングは以下のようなパターンがあります。まず、アプリストアでの新規インストールができなくなります。次に、既存のアプリが起動時にバージョンアップを要求するようになり、更新できない場合は使用不可となります。さらに、アプリは起動できても一部機能が制限されたり、エラーが頻発したりするケースもあります。
特に注意が必要なのは、銀行アプリやキャッシュレス決済アプリなど金融系のサービスです。これらはセキュリティ要件が厳格なため、比較的早期に古いOSバージョンへの対応を終了します。PayPayやd払い、楽天ペイ、三井住友銀行や三菱UFJ銀行などのバンキングアプリは、サポート終了から半年から1年程度で利用できなくなる可能性があります。
セキュリティリスクを理解した上での利用判断
サポート終了後も端末を使い続けるかどうかの判断で最も重要なのが、セキュリティリスクの理解です。セキュリティパッチが提供されなくなることで、新たに発見される脆弱性に対して無防備な状態となります。
具体的なリスクとしては、マルウェアやウイルスへの感染リスクが高まります。悪意のあるアプリをインストールしてしまった場合や、不正なウェブサイトにアクセスした際に、システムの脆弱性を突かれて個人情報が盗まれる危険性があります。また、Wi-Fi接続時に第三者による通信の傍受や改ざんが行われる可能性も高まります。
使用を継続する場合の安全な利用方法としては、以下のような対策が考えられます。インターネット接続を最小限に抑え、オフラインでの利用を中心とすること。個人情報を含むアプリやサービスは使用せず、ログイン情報も保存しないこと。公衆Wi-Fiへの接続は絶対に避けること。オンライン決済や銀行取引は絶対に行わないこと。これらの注意点を守ることで、ある程度リスクを軽減できます。
ただし、メインのスマートフォンとしてサポート終了後の端末を使い続けることは推奨されません。特に仕事で使用する場合や、個人情報を扱う機会が多い方は、セキュリティが保たれている新しい端末への買い替えを検討すべきです。サポート終了後の端末は、あくまでサブ機として限定的な用途で使用するのが賢明な判断と言えるでしょう。
また、家族や友人に古い端末を譲渡する際は、サポート終了の事実とそれに伴うリスクを必ず説明することが重要です。特に高齢者やITリテラシーが高くない方は、リスクを十分に理解できない可能性があるため、譲渡自体を慎重に検討する必要があります。
android 13 サポート終了後に潜む5つの危険性
android 13のサポートが終了した後も、スマートフォン自体は動作し続けますが、多くのリスクが徐々に顕在化してきます。特にセキュリティ面での脅威は日に日に深刻化するため、サポート終了後の継続利用には慎重な判断が必要です。ここでは、android 13のサポート終了後に直面する5つの主要な危険性について、具体的な影響と対策を詳しく解説します。
セキュリティパッチが提供されなくなるリスク
android 13のサポートが終了すると、最も深刻な影響としてセキュリティパッチの配信が完全に停止されます。Googleは通常、毎月セキュリティパッチをリリースしており、新たに発見された脆弱性を修正していますが、サポート終了後はこの重要なアップデートが一切提供されなくなります。
セキュリティパッチが提供されない状態が続くと、新たに発見されたOSの脆弱性が放置されたままとなり、攻撃者にとって格好の標的となります。特にゼロデイ脆弱性と呼ばれる、公開されたばかりで対策が間に合っていない脆弱性が発見された場合、サポート終了済みの端末は完全に無防備な状態にさらされることになります。
実際の影響としては、以下のような段階を経て危険性が増大していきます。
| 期間 | リスクレベル | 具体的な状況 |
|---|---|---|
| サポート終了直後 | 低〜中 | 既知の脆弱性は修正済みで比較的安全 |
| 3〜6ヶ月後 | 中 | 新たな脆弱性が複数発見され始める |
| 6ヶ月〜1年後 | 中〜高 | 未修正の脆弱性が蓄積し攻撃手法が確立される |
| 1年以上経過 | 高〜最高 | 重大な脆弱性が複数放置され危険な状態 |
このように、時間の経過とともにセキュリティリスクは確実に増大していきます。特に金融情報や個人情報を扱う場合、サポート終了後の継続利用は極めて危険です。
ウイルス感染や個人情報漏洩の危険性
セキュリティパッチが提供されなくなることで、マルウェアやウイルス感染のリスクが飛躍的に高まります。悪意のある攻撃者は、サポート終了済みのOSバージョンに存在する脆弱性を狙って、さまざまな攻撃を仕掛けてきます。
特に危険なのは、Webサイトを閲覧しただけで感染するドライブバイダウンロード攻撃や、正規のアプリに見せかけた不正アプリのインストールを促す手口です。android 13のサポート終了後は、これらの攻撃に対する防御手段が大幅に制限されることになります。
個人情報漏洩の具体的なリスクとしては、以下のようなケースが想定されます。
- 連絡先や通話履歴、メッセージ内容の不正取得
- 写真や動画などのメディアファイルの流出
- 位置情報の追跡とプライバシー侵害
- SNSアカウントやメールアカウントの乗っ取り
- クレジットカード情報やパスワードの窃取
- マイクやカメラの不正利用による盗聴・盗撮
特に注意すべきは、一度マルウェアに感染すると、端末内のあらゆる情報が危険にさらされるという点です。感染に気づかないまま使用を続けることで、被害が拡大し、場合によっては金銭的な損害や社会的な信用失墜につながる可能性もあります。
また、マルウェア感染による二次被害として、自分の端末が他者への攻撃の踏み台として利用されるケースも増えています。知らないうちに加害者側になってしまうリスクも認識しておく必要があります。
利用できるアプリが徐々に減少する問題
android 13のサポート終了後、もう一つの大きな問題として、利用可能なアプリが時間とともに減少していくという現象が起こります。これはアプリ開発者が、セキュリティ上の理由や新機能の実装のため、古いOSバージョンへの対応を段階的に打ち切っていくためです。
Google Playストアでは、アプリ開発者に対して最新のAPIレベルへの対応を推奨しており、古いOSバージョンでは新規アプリのインストールや既存アプリのアップデートができなくなるケースが増えてきます。実際には以下のような影響が段階的に現れます。
| 影響の種類 | 発生時期の目安 | 具体的な制限内容 |
|---|---|---|
| 新規アプリのインストール制限 | サポート終了から6ヶ月〜1年後 | 最新アプリがインストールできなくなる |
| 既存アプリのアップデート停止 | サポート終了から1〜2年後 | セキュリティ更新や新機能が利用不可に |
| 主要アプリの動作停止 | サポート終了から2〜3年後 | SNSやメッセージアプリが使えなくなる |
| Google公式アプリの対応終了 | サポート終了から3年以上 | GmailやGoogle Mapなども影響を受ける |
特に影響が大きいのは、日常的に使用頻度の高いアプリです。LINEやTwitter、Instagram、Facebook、TikTokなどのSNSアプリは、セキュリティ要件の厳格化により、古いOSバージョンでは使用できなくなる可能性が高まります。
また、動画配信サービスやゲームアプリなども、最新の機能や著作権保護技術に対応するため、古いOSのサポートを終了する傾向にあります。YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどの主要サービスも、将来的には利用できなくなる可能性があります。
さらに、Google Play開発者サービスのアップデートも制限されるため、多くのアプリが依存している基盤機能が古いままとなり、アプリの正常な動作に支障をきたすケースも増えてきます。
システムの不具合が修正されない
android 13のサポートが終了すると、セキュリティ面だけでなく、システムの動作に関する不具合や問題点も一切修正されなくなります。これは日常的な使用において、徐々にストレスや不便さが増大していく要因となります。
OSには常に何らかのバグや動作上の問題が潜在的に存在しており、通常はアップデートによってこれらが修正されていきます。しかし、サポート終了後は新たに発見された不具合も、既知の問題も、すべて放置されることになります。
具体的には以下のような問題が発生する可能性があります。
- バッテリーの異常消費や突然のシャットダウン
- Wi-FiやBluetoothの接続が不安定になる
- 画面表示の乱れやタッチ操作の反応不良
- カメラアプリの起動失敗や撮影時のフリーズ
- 通知が届かない、または遅延する
- 音声通話やビデオ通話の品質低下
- GPS位置情報の精度低下
- ストレージ容量の不正確な表示
これらの不具合は、新しいハードウェアやサービスとの互換性問題によって発生することも多く、時間が経つほど問題が深刻化する傾向にあります。たとえば、新しいワイヤレスイヤホンやスマートウォッチとの接続が正常に動作しなくなったり、最新のWi-Fi規格に対応できなくなったりする事例が報告されています。
さらに、Webブラウザの動作についても影響が出始めます。ChromeなどのブラウザアプリはOSとは別にアップデートされますが、古いOSでは最新版のブラウザが動作しなくなるケースがあり、結果として特定のWebサイトが正しく表示されなくなったり、オンラインサービスが利用できなくなったりする問題が発生します。
金融アプリや決済サービスが使えなくなる可能性
android 13のサポート終了による影響の中で、特に生活への支障が大きいのが、銀行アプリやキャッシュレス決済サービスが使用できなくなる可能性です。金融機関や決済サービス事業者は、セキュリティ要件が極めて厳格であるため、サポート終了したOSでの利用を早期に制限する傾向にあります。
主要な金融・決済サービスにおける対応状況は以下のようになります。
| サービスカテゴリ | 利用制限のタイミング | 影響を受けるサービス例 |
|---|---|---|
| 銀行・ネットバンキング | サポート終了から6ヶ月〜1年 | 三菱UFJ、三井住友、みずほなどのメガバンク |
| QRコード決済 | サポート終了から6ヶ月〜1年 | PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY |
| 電子マネー | サポート終了から1年前後 | モバイルSuica、楽天Edy、nanaco |
| クレジットカード | サポート終了から1〜2年 | 各カード会社の公式アプリ |
| 証券・投資アプリ | サポート終了から6ヶ月〜1年 | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券 |
| 暗号資産取引 | サポート終了から6ヶ月以内 | bitFlyer、Coincheck、GMOコイン |
金融アプリが使用できなくなる理由は、主に以下の3点に集約されます。
第一に、金融庁や各業界団体が定めるセキュリティガイドラインへの準拠義務があります。これらのガイドラインでは、最新のセキュリティパッチが適用されていないOSでの金融サービス提供は認められていないため、事業者は古いOSのサポートを継続することができません。
第二に、不正利用やなりすまし被害を防ぐため、常に最新のセキュリティ技術を実装する必要があります。生体認証の強化や多要素認証の導入、トランザクションの暗号化強度の向上など、これらの技術は新しいOSでなければ適切に機能しないケースが多くなっています。
第三に、万が一セキュリティ事故が発生した場合の責任問題があります。サポート終了したOSでサービスを提供していた場合、事業者の過失責任が問われる可能性があるため、リスク回避の観点から早期に利用制限を実施する傾向にあります。
実生活への影響としては、以下のような不便が生じます。
- コンビニやスーパーでQRコード決済が使えず現金が必要になる
- 銀行の残高確認や振込がスマホでできず店舗やATMに行く必要がある
- モバイルSuicaが使えず交通系ICカードを別途持ち歩く必要がある
- クレジットカードの利用明細や不正利用の通知が確認できない
- 投資商品の取引や株価チェックがタイムリーにできなくなる
- 給付金や補助金の申請がオンラインでできなくなる
特に、キャッシュレス決済の普及が進んでいる現代において、決済アプリが使えなくなることは日常生活に大きな支障をきたします。また、金融アプリの多くは代替手段がWebブラウザ版に限られますが、前述のとおり古いOSではブラウザも正常に動作しなくなる可能性があるため、実質的に金融サービスへのアクセス手段を失うリスクがあります。
さらに、マイナンバーカードと連携した各種行政サービスや、健康保険証のデジタル化に伴うマイナポータルアプリなども、セキュリティ要件の厳格化により、サポート終了したOSでは利用できなくなる可能性が高まっています。こうした公共サービスのデジタル化が進む中で、古いOSを使い続けることは社会的なサービスからの疎外にもつながりかねません。
Pixel(ピクセル)シリーズのandroid 13 対応期限
Googleが開発・販売するPixelシリーズは、Android OSの開発元が直接手がける端末であるため、他メーカーよりも長期間のサポートが保証されています。Android 13を搭載するPixelシリーズは、機種によってサポート終了時期が異なるため、自分の使用している端末がいつまで安全に使えるのかを正確に把握しておくことが重要です。
Pixelシリーズは、セキュリティアップデートとOSアップデートの両方について明確な期限が公表されており、ユーザーは公式サイトや端末の設定画面から簡単に確認できます。特にPixel 6以降の機種では、サポート期間が段階的に延長されており、長期利用を前提とした選択肢として注目されています。
Pixel 6/6a/6 Proのサポート終了日
Pixel 6シリーズは2021年10月に発売され、Android 12を搭載してリリースされましたが、その後Android 13へのアップデートが提供されました。Google公式の発表によると、Pixel 6、Pixel 6a、Pixel 6 Proのサポート終了日は2026年10月となっています。
| 機種名 | 発売日 | OSアップデート保証期間 | セキュリティアップデート終了日 |
|---|---|---|---|
| Pixel 6 | 2021年10月28日 | 発売から3年間 | 2026年10月 |
| Pixel 6a | 2022年7月28日 | 発売から3年間 | 2027年7月 |
| Pixel 6 Pro | 2021年10月28日 | 発売から3年間 | 2026年10月 |
Pixel 6シリーズでは、OSのメジャーアップデートが3回保証されており、Android 12からAndroid 13、14、15まで対応予定です。セキュリティアップデートは発売から5年間提供されるため、2026年まで安全に使用できます。ただし、2026年10月以降はセキュリティパッチが提供されなくなるため、それまでに機種変更を検討する必要があります。
Pixel 6aについては、発売時期が遅いため、他のPixel 6シリーズよりも若干サポート期間が長く、2027年7月までセキュリティアップデートが提供される予定です。廉価版でありながらサポート期間は同等であり、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。
Pixel 7/7a/7 Proのサポート終了日
Pixel 7シリーズは2022年10月に発売され、Android 13を標準搭載した最初のPixelシリーズとなりました。Pixel 7、Pixel 7a、Pixel 7 Proのサポート終了日は2027年10月です。Pixel 6シリーズと同様に、OSアップデート3回、セキュリティアップデート5年間という保証期間が設定されています。
| 機種名 | 発売日 | 最終OSバージョン予定 | セキュリティアップデート終了日 |
|---|---|---|---|
| Pixel 7 | 2022年10月13日 | Android 16 | 2027年10月 |
| Pixel 7a | 2023年5月11日 | Android 16 | 2028年5月 |
| Pixel 7 Pro | 2022年10月13日 | Android 16 | 2027年10月 |
Pixel 7シリーズは、Android 13を初期搭載しているため、Android 14、15、16までのアップデートが保証されています。2025年時点でAndroid 15が配信されており、今後Android 16まで対応予定です。Android 13のサポート終了後も、これらの機種は新しいOSバージョンで引き続き安全に使用できます。
Pixel 7aは2023年5月発売のため、セキュリティアップデートの終了が2028年5月と、通常モデルよりも約半年長くなっています。ミドルレンジ価格帯でありながらフラッグシップモデルと同等のサポート期間を持つため、長期利用を考えるユーザーにとって魅力的な選択肢です。
Pixel 8以降の長期サポート体制
Pixel 8シリーズからは、Googleのサポート方針が大きく変更され、OSアップデートとセキュリティアップデートが合計7年間提供されることが発表されました。これは業界でも最長クラスのサポート期間であり、Apple iPhoneに匹敵する長期利用が可能となっています。
| 機種名 | 発売日 | サポート期間 | セキュリティアップデート終了予定 |
|---|---|---|---|
| Pixel 8 | 2023年10月12日 | 7年間 | 2030年10月 |
| Pixel 8 Pro | 2023年10月12日 | 7年間 | 2030年10月 |
| Pixel 8a | 2024年5月14日 | 7年間 | 2031年5月 |
Pixel 8シリーズはAndroid 14を初期搭載していますが、Android 13からアップデートして使用しているユーザーも多数います。7年間のサポート期間により、2030年まで最新のセキュリティパッチが提供され続けるため、Android 13のサポート終了を心配する必要はありません。この長期サポート体制は、環境負荷の低減やスマートフォンの買い替えコスト削減にも貢献します。
Pixel 9シリーズ以降も同様に7年間のサポートが提供される見込みであり、Googleは今後もこの方針を継続する姿勢を示しています。特にPixel 8aは、手頃な価格でありながら2031年までサポートされるため、コストパフォーマンスと長期利用の両立を求めるユーザーに最適な選択肢となっています。
Pixelシリーズを選ぶ最大のメリットは、Android OSの開発元であるGoogleが直接サポートを行うため、アップデートの配信が迅速かつ確実である点です。他メーカーの端末では、キャリアや端末メーカーの検証期間により配信が遅れることがありますが、Pixelシリーズでは新しいAndroidバージョンがリリースされると同時に、またはそれに先駆けてアップデートが提供されます。
Galaxy(ギャラクシー)シリーズのandroid 13 対応期限
Samsung(サムスン)が展開するGalaxyシリーズは、世界的に高いシェアを誇るAndroidスマートフォンです。Galaxyシリーズは機種によってサポート期間が大きく異なるため、購入時期とモデルを正確に把握することが重要です。ここでは、Android 13を搭載または対応したGalaxyシリーズの各モデルにおけるサポート終了日と、Samsungのサポート方針について詳しく解説します。
Galaxy S22シリーズのサポート終了日
Galaxy S22、Galaxy S22+、Galaxy S22 Ultraは、2022年4月に日本国内で発売されたSamsungのフラッグシップモデルです。これらの機種は発売時からAndroid 12を搭載し、Android 13へのアップデートが2022年11月から順次提供されました。
Samsungは2022年以降、フラッグシップモデルに対して4回のメジャーOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートを提供する方針を発表しています。Galaxy S22シリーズもこの対象に含まれており、具体的なサポート期間は以下の通りです。
| 機種名 | 発売日 | 初期OS | OSアップデート保証 | セキュリティアップデート終了予定 |
|---|---|---|---|---|
| Galaxy S22 | 2022年4月 | Android 12 | Android 16まで | 2027年4月頃 |
| Galaxy S22+ | 2022年4月 | Android 12 | Android 16まで | 2027年4月頃 |
| Galaxy S22 Ultra | 2022年4月 | Android 12 | Android 16まで | 2027年4月頃 |
Galaxy S22シリーズにおけるAndroid 13のサポートは、次期OSであるAndroid 14以降へのアップデートが提供される限り継続されます。つまり、Android 13そのもののサポート終了を心配するよりも、セキュリティパッチの提供が2027年まで続くことを重視すべきです。
ただし、キャリア版(ドコモ、au、楽天モバイルなど)とSIMフリー版では、アップデート配信のタイミングに数週間から1ヶ月程度の差が生じることがあります。キャリア独自の検証作業が入るためで、これはGalaxyシリーズ全般に共通する特徴です。
Galaxy A53/A54のサポート終了日
Galaxy Aシリーズは、Samsungのミドルレンジモデルとして高いコストパフォーマンスを誇ります。特にGalaxy A53 5GとGalaxy A54 5Gは、日本市場で人気の高い機種です。
Galaxy A53 5Gは2022年5月に発売され、Android 12を搭載してスタートしました。その後Android 13へのアップデートが2023年3月から提供されています。一方、Galaxy A54 5Gは2023年5月発売で、初期OSとしてAndroid 13を搭載した状態で市場に投入されました。
| 機種名 | 発売日 | 初期OS | OSアップデート保証 | セキュリティアップデート終了予定 |
|---|---|---|---|---|
| Galaxy A53 5G | 2022年5月 | Android 12 | Android 16まで | 2027年5月頃 |
| Galaxy A54 5G | 2023年5月 | Android 13 | Android 17まで | 2028年5月頃 |
Samsungは2021年以降、ミドルレンジのAシリーズに対しても4回のメジャーOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートを提供する方針を拡大しています。これはAndroidスマートフォン市場において非常に長期的なサポート体制であり、長く使いたいユーザーにとって大きなメリットとなります。
Galaxy A53に関しては、Android 13からAndroid 14、15、16と段階的にアップデートが提供される予定です。Galaxy A54は初期OSがAndroid 13のため、Android 17まで対応することになります。いずれの機種も、Android 13のサポート終了を個別に心配する必要はなく、むしろ端末全体のサポート期間を意識すべきです。
ただし、一部のキャリアモデルや廉価版(Galaxy A23など下位モデル)では、サポート期間が異なる場合があります。購入前にはSamsungの公式サイトまたはキャリアのサポート情報で、具体的なサポート期間を確認することをおすすめします。
Samsungの最大7年サポート方針
2024年1月、Samsungは新たなサポート方針を発表しました。Galaxy S24シリーズ以降のフラッグシップモデルに対して、最大7年間のOSアップデートとセキュリティアップデートを提供するというものです。これはAndroid端末としては業界最長クラスのサポート期間となります。
この方針は、Googleが2023年にPixel 8シリーズで発表した7年サポートに対抗する形で打ち出されたもので、スマートフォンの長期利用を後押しする重要な転換点となりました。
| 発表時期 | 対象シリーズ | OSアップデート | セキュリティアップデート |
|---|---|---|---|
| 2021年 | Galaxy S21以降の一部 | 3回(3年) | 4年 |
| 2022年 | Galaxy S22以降、A53以降 | 4回(4年) | 5年 |
| 2024年 | Galaxy S24以降 | 7回(7年) | 7年 |
この7年サポート方針の対象となる機種は、現時点ではGalaxy S24、Galaxy S24+、Galaxy S24 Ultraの3モデルです。また、2024年以降に発売される折りたたみスマートフォンのGalaxy Z FoldシリーズやGalaxy Z Flipシリーズにも同様の方針が適用される見込みです。
ただし、既存のGalaxy S22やGalaxy S23シリーズは従来の4年OSアップデート・5年セキュリティアップデートの対象となり、7年サポートへの遡及適用は行われません。これから購入を検討している方は、長期利用を前提とするならGalaxy S24以降のモデルを選択することが賢明です。
7年サポートの実現には、Qualcommが提供するSnapdragonプロセッサの長期サポート体制も関係しています。Galaxy S24シリーズはSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており、このチップセット自体が長期間のドライバーアップデートに対応することで、7年間のOS更新が技術的に可能になっています。
また、Samsungは独自のセキュリティプラットフォーム「Samsung Knox」を搭載しており、OSアップデートとは別に、Knox独自のセキュリティパッチも提供しています。Android 13を含む各バージョンにおいて、Knoxによる追加的なセキュリティ保護が機能するため、Galaxyシリーズは他のAndroid端末と比較してセキュリティ面で優位性があります。
ミドルレンジのGalaxy Aシリーズについても、今後7年サポートが拡大される可能性がありますが、2024年4月時点では正式なアナウンスはありません。コスト面や技術的制約から、当面はフラッグシップモデルに限定される見通しです。
Galaxyシリーズを長期間使用する予定の方は、購入時にサポート期間を確認し、可能であれば2024年以降の新モデルを選ぶことで、Android 13以降のバージョンを長期にわたって安全に利用できます。
AQUOS(アクオス)シリーズのandroid 13 対応期限
シャープのAQUOSシリーズは、国内メーカーとして多くのユーザーに支持されているスマートフォンブランドです。android 13を搭載した、または対応する各モデルのサポート期限について、世代別に詳しく解説します。
AQUOS sense5G/sense6のサポート終了日
AQUOS sense5Gは2021年2月に発売された5G対応のミドルレンジモデルで、発売時はandroid 11を搭載していました。このモデルはandroid 13へのアップデートが提供されており、2024年頃までのセキュリティアップデート対応が見込まれています。ただし、シャープの従来方針では発売から約2〜3年のサポート期間となるため、2024年初頭には段階的にサポートが終了する可能性が高いと考えられます。
AQUOS sense6は2021年11月に発売され、android 11からスタートし、android 12、android 13へと順次アップデートされています。サポート終了時期は2024年末から2025年初頭が目安となります。これらのモデルは比較的早い段階でセキュリティパッチの提供が終了する可能性があるため、長期利用を検討している場合は注意が必要です。
| モデル名 | 発売時期 | 初期OS | android 13対応 | サポート終了目安 |
|---|---|---|---|---|
| AQUOS sense5G | 2021年2月 | android 11 | 対応済 | 2024年初頭 |
| AQUOS sense6 | 2021年11月 | android 11 | 対応済 | 2024年末〜2025年初頭 |
AQUOS sense7/sense8のサポート終了日
AQUOS sense7は2022年11月に発売され、android 12を搭載してスタートし、android 13へのアップデートが提供済みです。シャープは2022年以降のモデルからサポート期間の延長方針を打ち出しており、sense7については発売から約3年間のOSアップデートと、最大4年間のセキュリティアップデート提供を目標としています。そのため、android 13のサポート終了は2025年末から2026年頃が見込まれます。
AQUOS sense8は2023年11月に発売された最新のsenseシリーズで、android 13を初期搭載しています。このモデルはシャープの新しいサポート方針の恩恵を受け、2026年から2027年頃までのサポート継続が期待できます。また、android 14、android 15へのアップデートも予定されているため、比較的長期間安心して利用できるモデルといえます。
sense7とsense8は、前世代のsense5GやSense6と比較して、明確にサポート期間が延長されている点が特徴です。特にsense8は、国内メーカー製のミドルレンジモデルとしては異例の長期サポート体制となっており、コストパフォーマンスと安心感を両立したモデルとして注目されています。
| モデル名 | 発売時期 | 初期OS | OSアップデート保証 | セキュリティ更新終了目安 |
|---|---|---|---|---|
| AQUOS sense7 | 2022年11月 | android 12 | 3回(android 15まで) | 2026年頃 |
| AQUOS sense8 | 2023年11月 | android 13 | 3回(android 16まで) | 2027年頃 |
シャープの段階的なサポート期間延長の取り組み
シャープは2022年以降、AQUOSシリーズのソフトウェアサポート期間を段階的に延長する方針を打ち出しています。従来は発売から約2年間のOSアップデートと、2〜3年間のセキュリティアップデートが標準でしたが、2022年以降の主要モデルでは3年間のOSアップデートと最大4年間のセキュリティアップデート提供へと方針が変更されました。
この変更は、GoogleがPixelシリーズで長期サポートを強化したことや、SamsungがGalaxyシリーズで最大7年間のサポートを発表したことに呼応する形で実施されています。国内メーカーとしては先進的な取り組みであり、ユーザーの端末長期利用ニーズに応える姿勢が明確に示されています。
具体的には、AQUOS R8シリーズやAQUOS sense7以降のモデルが、この新しいサポート方針の対象となっています。ミドルレンジのsenseシリーズでも3回のOSアップデートが保証されることで、購入時から3世代先のandroid OSまで利用できるため、長期的なコストパフォーマンスが大幅に向上しています。
また、シャープは国内キャリアとの協力関係も強化しており、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど各キャリアで販売されるAQUOSモデルについても、統一されたサポート期間が提供される体制が整いつつあります。これにより、購入経路による差異が少なくなり、ユーザーにとってより分かりやすいサポート体系となっています。
ただし、エントリーモデルや一部の法人向けモデル、キャリア専売モデルについては、標準的なサポート期間よりも短い場合があります。購入時には必ず各モデルの公式サポート情報を確認し、自分の利用期間に見合ったサポートが受けられるかを確認することが重要です。
| 発売時期 | OSアップデート回数 | セキュリティ更新期間 | 対象モデル例 |
|---|---|---|---|
| 2021年以前 | 1〜2回 | 約2〜3年 | AQUOS sense5G、AQUOS sense6 |
| 2022年以降 | 3回 | 最大4年 | AQUOS sense7、AQUOS sense8、AQUOS R8 |
| 2024年以降(予定) | 4回以上 | 最大5年 | 今後発表される新モデル |
その他主要メーカーのandroid 13 対応期限
Pixel、Galaxy、AQUOS以外にも、日本国内では多くのAndroidスマートフォンメーカーが展開されています。各メーカーごとにサポート期間や方針が異なるため、android 13を搭載した機種がいつまでサポートされるのかを把握しておくことは重要です。ここでは主要メーカーの対応状況について詳しく解説します。
Xperia(エクスペリア)シリーズの対応状況
ソニーのXperiaシリーズは、日本国内で根強い人気を誇るAndroid端末です。Xperiaシリーズは従来2年間のOSアップデート保証と3年間のセキュリティアップデート保証を提供していましたが、近年は段階的にサポート期間を延長する傾向にあります。
android 13を搭載したXperiaシリーズの主な機種とサポート期限は以下の通りです。
| 機種名 | 発売時期 | OSアップデート保証 | セキュリティアップデート保証 |
|---|---|---|---|
| Xperia 1 IV | 2022年6月 | 2024年6月頃まで | 2025年6月頃まで |
| Xperia 5 IV | 2022年10月 | 2024年10月頃まで | 2025年10月頃まで |
| Xperia 10 IV | 2022年7月 | 2024年7月頃まで | 2025年7月頃まで |
| Xperia 1 V | 2023年6月 | 2025年6月頃まで | 2026年6月頃まで |
| Xperia 5 V | 2023年10月 | 2025年10月頃まで | 2026年10月頃まで |
ソニーは2023年以降のフラッグシップモデルから、OSアップデートを最大3年間、セキュリティアップデートを最大4年間提供する方針に変更しています。そのため、Xperia 1 VやXperia 5 Vなどの新しい機種では、android 13から始まりandroid 16までのアップデートが期待できます。
ただし、ミッドレンジモデルやエントリーモデルについては、フラッグシップモデルよりもサポート期間が短くなる傾向があります。購入前に必ず公式サイトや販売店でサポート期間を確認することをおすすめします。
OPPO(オッポ)の約4年サポート方針
中国メーカーのOPPOは、日本市場でも存在感を増しているブランドです。OPPOは2023年より、主要機種に対して4年間のセキュリティアップデートと3回のOSアップデートを提供する方針を発表しています。
android 13を搭載したOPPO端末の主な機種とサポート状況は以下の通りです。
| 機種名 | 発売時期 | OSアップデート回数 | セキュリティアップデート期間 |
|---|---|---|---|
| OPPO Reno9 A | 2023年6月 | 3回 | 4年間 |
| OPPO Find X5 Pro | 2022年7月 | 3回 | 4年間 |
| OPPO Reno7 A | 2022年6月 | 2回 | 3年間 |
| OPPO A77 | 2022年10月 | 2回 | 3年間 |
OPPOの場合、2023年以降に発売された機種は長期サポート方針の恩恵を受けられますが、それ以前の機種は従来の2回のOSアップデートと3年間のセキュリティアップデートとなっています。
特にRenoシリーズやFindシリーズといった主力製品では、android 13からandroid 16までのアップデートが提供される見込みです。一方で、Aシリーズのようなエントリーモデルについては、サポート期間が短縮される場合があるため注意が必要です。
OPPOは独自のColorOSというカスタマイズされたAndroid OSを採用しており、セキュリティアップデートのスケジュールはColorOSのバージョンアップスケジュールとも連動しています。公式サイトやColorOSのサポートページで最新情報を確認することをおすすめします。
Xiaomi(シャオミ)やその他メーカーの傾向
Xiaomiは世界的に高いシェアを持つ中国メーカーで、日本市場でもコストパフォーマンスの高さで人気を集めています。Xiaomiの場合、フラッグシップモデルで3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートを提供する方針を打ち出しています。
| 機種名 | 発売時期 | OSアップデート保証 | セキュリティアップデート保証 |
|---|---|---|---|
| Xiaomi 12T Pro | 2022年12月 | 3年間 | 4年間 |
| Xiaomi 13T | 2023年12月 | 3年間 | 4年間 |
| Xiaomi 13T Pro | 2023年12月 | 3年間 | 4年間 |
| Redmi Note 11 Pro 5G | 2022年5月 | 2年間 | 3年間 |
Xiaomiの場合、独自のMIUIというカスタムインターフェースを採用しており、android 13ベースのMIUI 14が多くの機種で提供されています。フラッグシップのXiaomi番号シリーズは長期サポートが期待できますが、廉価版のRedmiシリーズは相対的にサポート期間が短い傾向にあります。
その他のメーカーとしては、以下のような状況があります。
ASUSのZenFoneシリーズは、従来2年間のOSアップデートと2年間のセキュリティアップデートを提供してきましたが、ZenFone 10以降は段階的にサポート期間を延長しています。ただし、他の主要メーカーと比較するとやや短めの設定となっています。
Motorolaは、グローバル市場では一定のシェアを持つものの、日本市場では限定的な展開となっています。moto g52j 5Gやmoto g53j 5Gといった日本向けモデルでは、OSアップデートが1回から2回程度、セキュリティアップデートが2年から3年程度と、他社よりも控えめなサポート体制となっています。
国内メーカーでは、京セラのBasioシリーズやTORQUEシリーズがありますが、これらは主にシニア層や特定用途向けの製品であり、OSアップデートよりも長期間の安定動作を重視した設計となっています。そのため、OSアップデートは限定的ですが、セキュリティアップデートは比較的長期間提供される傾向にあります。
また、楽天モバイルが展開するRakuten Handシリーズや、各キャリアのオリジナルブランド端末についても、サポート期間は製品ごとに大きく異なります。これらの端末を選ぶ際は、購入前に必ずサポート期間を確認し、長期利用を前提とする場合は慎重に検討することが重要です。
全体的な傾向として、2023年以降に発売された機種では各メーカーともサポート期間を延長する動きが見られます。これはGoogleがPixelシリーズで7年間のサポートを発表したことや、Samsungが同様の長期サポートを打ち出したことに影響を受けていると考えられます。android 13を搭載した機種であっても、発売時期によってサポート期限が大きく異なるため、購入時には必ず最新のサポート情報を確認することをおすすめします。
android 13 サポート終了前にすべき対策
android 13のサポート終了が近づいてきた場合、事前に適切な対策を講じることで、データの損失やセキュリティリスクを最小限に抑えることができます。サポート終了後も一定期間は端末を使い続けるにしても、機種変更を検討するにしても、準備を怠らないことが重要です。ここでは、サポート終了前に必ず実施すべき具体的な対策について解説します。
重要データのバックアップ手順
サポート終了前に最も重要な作業が、スマートフォン内の重要データを確実にバックアップすることです。機種変更やセキュリティインシデントに備えて、複数の方法でデータを保護しておくことが推奨されます。
Androidには標準でGoogleアカウントを利用したバックアップ機能が搭載されています。設定アプリから「Google」→「バックアップ」を選択し、バックアップが有効になっていることを確認しましょう。この機能では、アプリデータ、通話履歴、連絡先、デバイス設定、SMSメッセージなどが自動的にGoogleドライブに保存されます。
写真や動画については、Googleフォトを利用することで自動バックアップが可能です。設定で「バックアップと同期」をオンにすることで、撮影した写真や動画が自動的にクラウドに保存されます。容量無制限ではなくなったため、Googleアカウントのストレージ容量を確認し、必要に応じて追加購入を検討してください。
音楽や書類などのファイルは、Google ドライブやDropbox、OneDriveなどのクラウドストレージサービスに手動でアップロードしておくことをおすすめします。特に重要なファイルは、クラウドだけでなくパソコンや外部ストレージにも二重にバックアップを取ることで、より安全にデータを保護できます。
LINEのトーク履歴は別途バックアップが必要です。LINEアプリ内の設定から「トーク」→「トークのバックアップ」を選択し、Googleドライブにバックアップを保存します。機種変更時には、同じGoogleアカウントでログインすることで、トーク履歴を復元できます。
| データの種類 | 推奨バックアップ方法 | 確認場所 |
|---|---|---|
| 連絡先・通話履歴 | Googleアカウント自動バックアップ | 設定→Google→バックアップ |
| 写真・動画 | Googleフォト自動バックアップ | Googleフォトアプリ→設定 |
| アプリデータ | Googleアカウント自動バックアップ | 設定→Google→バックアップ |
| LINEトーク履歴 | LINE内蔵バックアップ機能 | LINE→設定→トーク→トークのバックアップ |
| 書類・その他ファイル | クラウドストレージ手動アップロード | Google ドライブ等のアプリ |
セキュリティアプリの導入と設定
サポート終了後もしばらく端末を使い続ける場合、セキュリティアプリを導入してリスクを軽減することが不可欠です。OSレベルのセキュリティパッチが提供されなくなるため、アプリレイヤーでの保護が重要性を増します。
信頼できるセキュリティアプリとしては、ノートン モバイルセキュリティ、ウイルスバスター モバイル、カスペルスキー インターネットセキュリティ for Androidなどが挙げられます。これらのアプリは、マルウェアのスキャン、危険なウェブサイトのブロック、Wi-Fiセキュリティチェックなどの機能を提供します。
セキュリティアプリをインストールしたら、定期的なスキャンスケジュールを設定し、リアルタイム保護機能を有効にしましょう。また、アプリのダウンロード前スキャン機能も必ずオンにしておくことで、不正なアプリのインストールを防ぐことができます。
セキュリティアプリに加えて、端末の基本的なセキュリティ設定も見直す必要があります。設定アプリから「セキュリティ」または「生体認証とセキュリティ」を開き、以下の項目を確認してください。
- 画面ロック(PIN、パターン、指紋認証など)が設定されていること
- 「提供元不明のアプリ」のインストールが制限されていること
- Google Play プロテクトが有効になっていること
- デバイスを探す機能が有効になっていること
特に提供元不明のアプリのインストールは極力避け、Google Playストア以外からのアプリダウンロードは慎重に判断することが重要です。サポート終了後は、OSの脆弱性を狙った攻撃が増加する可能性があるため、セキュリティ意識を常に高く保つ必要があります。
機種変更のタイミングと準備
android 13のサポート終了が近づいている場合、機種変更のタイミングを見極めて計画的に準備を進めることが賢明です。急いで機種変更すると、十分な比較検討ができず、後悔する可能性があります。
機種変更の最適なタイミングは、サポート終了の3~6ヶ月前です。この時期であれば、新機種の情報も出揃い、キャリアやメーカーのキャンペーンを利用できる可能性が高くなります。特に決算期や新学期、年末年始などは、割引キャンペーンが実施されやすい時期です。
機種変更を決めたら、まず現在の利用状況を整理しましょう。月々のデータ使用量、よく使うアプリ、必要な機能などをリストアップすることで、自分に合った機種を選びやすくなります。また、現在の端末の下取り価格も調べておくと、予算計画を立てやすくなります。
次に、機種変更後のデータ移行方法を確認します。Androidからandroidへの機種変更であれば、Googleアカウントを利用したデータ移行が基本となります。新しい端末の初期設定時に、古い端末からデータをコピーするオプションが表示されるため、画面の指示に従って操作すれば、多くのデータを自動的に移行できます。
ただし、一部のアプリやゲームデータは個別に引き継ぎ設定が必要な場合があります。機種変更前に各アプリの引き継ぎ方法を確認し、必要な手続きを済ませておくことが重要です。特にゲームアプリや電子マネーアプリは、引き継ぎに失敗するとデータが消失する可能性があるため、注意深く対応しましょう。
| 機種変更前の確認事項 | 具体的な作業内容 |
|---|---|
| データバックアップ | Googleアカウント、写真、LINEなど全データのバックアップ完了確認 |
| アプリの引き継ぎ準備 | ゲーム、電子マネー、二段階認証アプリなどの引き継ぎコード発行 |
| SIMカード・SDカードの確認 | 新機種で使用可能なサイズと規格の確認 |
| キャリアメール | 持ち運びサービスの利用検討または代替手段の準備 |
| おサイフケータイ | 各サービスのデータ移行またはサーバー預け入れ |
android 14以降への更新可否の確認方法
機種変更を急がない場合、現在使用している端末がandroid 14以降にアップデート可能かどうかを確認することが重要です。アップデートが可能であれば、機種変更を先延ばしにしてサポート期間を延長できます。
OSアップデートの対応状況を確認する最も確実な方法は、端末メーカーの公式ウェブサイトを確認することです。多くのメーカーは、機種ごとのアップデート対応状況やスケジュールを公開しています。Google Pixelシリーズであれば、Googleの公式サイトで詳細な情報を入手できます。
端末本体からも確認可能です。設定アプリを開き、「システム」→「システムアップデート」または「ソフトウェア更新」を選択すると、利用可能なアップデートがあるかどうかを確認できます。ただし、この方法では現時点で配信されているアップデートしか表示されないため、将来的なアップデート予定は確認できません。
キャリアで購入した端末の場合、キャリアの公式サイトにもアップデート情報が掲載されています。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのウェブサイトには、機種別のOSバージョンアップ情報が一覧で公開されているため、こちらも参考にしましょう。
アップデートが可能であることが確認できたら、実施前にいくつかの準備が必要です。まず、バッテリー残量が50%以上あること、または充電しながら作業できる環境を整えることが必須です。アップデート中にバッテリーが切れると、端末が起動しなくなる可能性があります。
次に、十分なストレージ容量を確保します。OSアップデートには通常3GB以上の空き容量が必要となるため、不要なアプリやファイルを削除してスペースを確保しましょう。また、アップデート前には必ずデータのバックアップを取ることをおすすめします。
Wi-Fi環境でのアップデートを強く推奨します。モバイルデータ通信でもアップデートは可能ですが、大容量のデータをダウンロードするため、通信制限にかかる可能性があります。安定したWi-Fi接続環境で、時間に余裕があるときに実施することが最善です。
アップデート後は、すべてのアプリが正常に動作するか確認しましょう。一部のアプリは新しいOSバージョンに対応していない場合があり、起動しなくなったり不具合が発生したりすることがあります。重要なアプリについては、事前にメーカーのウェブサイトで対応状況を確認しておくと安心です。
android 13 からandroid 14以降へのアップデート
android 13搭載端末の多くは、メーカーやキャリアの対応次第でandroid 14以降へのアップデートが可能です。ただし、すべての端末がアップデート対象となるわけではなく、機種の発売時期やハードウェアスペック、メーカーのサポート方針によって対応が大きく異なります。この章では、自分の端末がアップデート可能かどうかを見極める方法や、アップデート実施時の注意点について詳しく解説します。
OSアップデートが可能な機種の見極め方
android端末がOSアップデートの対象になるかどうかは、いくつかの明確な基準で判断できます。最も重要なのはメーカーが公式に発表するアップデート保証期間です。
Google Pixelシリーズは、Pixel 6以降の機種で最低3年間のOSアップデート保証があり、Pixel 8以降では7年間に延長されています。android 13を搭載して発売されたPixel 7シリーズは、android 16までのアップデートが保証されているため、確実にandroid 14および15へのアップデートが可能です。
Samsungのフラグシップモデル(Galaxy Sシリーズ)は、2022年以降の機種で4世代分のOSアップデートが保証されており、android 13搭載のGalaxy S22シリーズはandroid 16まで対応予定です。ミドルレンジのGalaxy Aシリーズも、発売時期によって4世代または5世代のアップデート保証があります。
自分の機種がアップデート対象かどうかを確認する具体的な手順は以下の通りです。
| 確認方法 | 確認手順 | 確認できる情報 |
|---|---|---|
| 設定画面から確認 | 設定→デバイス情報→ソフトウェア情報 | 現在のandroidバージョン、セキュリティパッチレベル |
| メーカー公式サイト | 各メーカーのサポートページで機種名を検索 | OSアップデート予定、サポート終了日 |
| キャリア公式サイト | docomo・au・SoftBankの製品アップデート情報 | 配信スケジュール、アップデート内容 |
| システムアップデート確認 | 設定→システム→システムアップデート | 利用可能なアップデートの有無 |
メーカーの公式サイトでは、機種ごとのアップデート保証年数やサポート終了日が明記されていることが多く、最も確実な情報源となります。また、端末の発売日から計算してアップデート保証期間内であるかどうかを確認することで、今後のアップデート対象になる可能性を判断できます。
ハードウェアスペックも重要な判断材料です。android 14以降は、一定以上のRAM容量やストレージ容量、プロセッサの性能が求められます。一般的に、RAM 4GB以上、ストレージ64GB以上、発売時期が2021年以降の機種であれば、技術的にはandroid 14に対応できる可能性が高いと言えます。
アップデートできない機種の特徴
android 13からandroid 14以降へのアップデートが提供されない機種には、いくつかの共通した特徴があります。これらを理解しておくことで、機種変更のタイミングを適切に判断できます。
最も典型的なのは、メーカーが定めたOSアップデート保証期間を過ぎている機種です。例えば、2020年に発売されandroid 11を搭載していた端末が、android 13まではアップデートされたものの、android 14は対象外となるケースがこれに該当します。
エントリーモデルやローエンドの廉価機種も、アップデート対象から外れることが多い傾向にあります。これらの機種は製造コストを抑えるために最小限のハードウェアスペックで設計されており、新しいOSの動作要件を満たせないことが理由です。
アップデートできない機種の主な特徴を整理すると以下のようになります。
- 発売から3年以上経過している機種(一部メーカーを除く)
- RAM容量が3GB以下の機種
- 内部ストレージが32GB以下の機種
- エントリーモデルやキャリア専売の廉価機種
- 海外メーカーの日本市場向け限定モデル
- メーカーが既にサポート終了を公式発表している機種
キャリア版とSIMフリー版でアップデート対応が異なるケースもあります。同じ機種でも、キャリア版はキャリアとメーカーの両方による検証が必要なため、SIMフリー版よりもアップデート配信が遅れる、または対象外になることがあります。
特に注意が必要なのは、android 13にアップデートできた機種でも、それが最終アップデートである可能性がある点です。メーカーの発表では「最大3回のOSアップデート」と記載されている場合、android 11で発売された機種がandroid 13で保証期間終了となり、android 14は提供されません。
中古で購入した端末や、キャリアの型落ちモデルを格安で入手した場合も、既にアップデート対象期間が終了している可能性があります。購入前に必ず発売日とサポート状況を確認することが重要です。
アップデート実施時の注意点
android 14以降へのアップデートが可能な機種でも、実施前にいくつかの重要な準備と確認が必要です。OSアップデートは端末の基幹システム全体を書き換える大規模な作業であり、データ消失やシステム不具合のリスクがゼロではありません。
アップデート前に必ず行うべき準備として、データの完全バックアップが最優先です。写真や動画はGoogleフォトやクラウドストレージへ、連絡先はGoogleアカウントと同期、アプリのデータは各アプリのバックアップ機能を利用して保存しておきましょう。LINEのトーク履歴やゲームアプリのセーブデータなど、個別にバックアップが必要なものは特に注意が必要です。
バッテリー残量も重要なチェックポイントです。アップデート中にバッテリーが切れると、システムが破損して端末が起動しなくなる可能性があります。バッテリー残量が80%以上ある状態で、できれば充電器に接続したままアップデートを実行することが推奨されます。
| チェック項目 | 推奨状態 | 理由 |
|---|---|---|
| バッテリー残量 | 80%以上または充電中 | アップデート中の電源切断を防ぐ |
| ストレージ空き容量 | 5GB以上 | アップデートファイルとインストール作業用 |
| 通信環境 | 安定したWi-Fi接続 | 大容量ダウンロードと通信エラー防止 |
| アプリの互換性 | 重要アプリの対応確認済み | アップデート後の動作不良防止 |
ストレージの空き容量も十分に確保しておく必要があります。android 14のアップデートファイルは通常3GB前後ですが、インストール作業やシステム最適化のために追加の領域が必要となります。最低でも5GB以上の空き容量を確保してからアップデートを開始しましょう。
通信環境はモバイルデータ通信ではなく、安定したWi-Fi接続を使用することが強く推奨されます。アップデートファイルのダウンロード中に通信が途切れると、ダウンロードをやり直す必要があり、モバイルデータ通信では大量のデータ通信量を消費してしまいます。
重要なアプリの互換性確認も欠かせません。特に業務で使用しているアプリや、銀行・証券会社の金融アプリ、交通系ICカードアプリなどは、android 14での動作確認が取れてからアップデートを実施することをおすすめします。各アプリの公式サイトやアップデート情報で対応状況を確認できます。
アップデート実施のタイミングも重要です。配信開始直後は予期しない不具合が発見されることがあり、数週間後に修正版が配信されることもあります。急ぎでない場合は、配信開始から2週間程度待ち、他のユーザーの報告やレビューを確認してから実施するのが安全です。
アップデート中は端末を操作せず、プロセスが完全に終了するまで待ちます。通常20分から1時間程度かかり、途中で数回再起動します。画面に「アップデート中」や進行状況が表示されている間は、絶対に電源を切ったり操作したりしないでください。
アップデート完了後は、すぐに通常利用を開始せず、システムの最適化が完了するまで数時間は様子を見ることをおすすめします。初回起動後はバックグラウンドで各種データの再構築や最適化が行われており、この期間中はバッテリー消費が激しく、動作がやや重く感じられることがありますが、これは正常な動作です。
万が一アップデート後に深刻な不具合が発生した場合、メーカーやキャリアのサポートに連絡する前に、一度端末の再起動やセーフモードでの起動を試してみてください。多くの軽微な不具合はこれで解消されます。それでも解決しない場合は、工場出荷状態へのリセット(初期化)が必要になることもあるため、やはり事前のバックアップが重要です。
サポート期間が長いスマホの選び方
長期的に安心して使えるスマホを選ぶには、メーカーのサポート方針と具体的な保証期間を事前に確認することが何より重要です。同じAndroid端末でも、メーカーや機種によってサポート期間は大きく異なり、場合によっては2年から7年以上と3倍以上の差が生まれます。購入時の価格だけでなく、長期的なコストとセキュリティを考慮した機種選びが求められます。
メーカー別サポート期間の比較ポイント
スマホメーカーによってサポート期間には大きな違いがあります。OSアップデート保証期間とセキュリティアップデート保証期間の両方を確認することが選定の基本です。OSアップデートは新機能の追加や操作性の向上をもたらし、セキュリティアップデートは脆弱性への対応を担います。
| メーカー | OSアップデート保証 | セキュリティアップデート保証 | 対象機種の傾向 |
|---|---|---|---|
| Google Pixel | 最大7年 | 最大7年 | Pixel 8以降のフラッグシップモデル |
| Samsung Galaxy | 最大7年 | 最大7年 | S24シリーズ以降の上位モデル |
| Google Pixel(旧世代) | 3年 | 5年 | Pixel 6・7シリーズ |
| Samsung Galaxy(旧方針) | 4年 | 5年 | S22・S23シリーズ |
| SHARP AQUOS | 2〜3年 | 3〜4年 | フラッグシップモデルで長め |
| Sony Xperia | 2年 | 3年 | 多くのモデルで統一 |
| OPPO | 3年 | 4年 | Find・Renoシリーズ上位モデル |
| Xiaomi | 2〜3年 | 3〜4年 | フラッグシップモデルで長め |
特に注目すべきは、Google PixelとSamsung Galaxyが2023年以降に最大7年のサポート体制を導入した点です。これはスマホ業界全体にとって大きな方針転換であり、長期利用を希望するユーザーにとって最有力の選択肢となっています。
一方で、国内メーカーのSHARPやSonyは従来型のサポート期間を維持しており、2〜3年程度のOSアップデートに留まっています。ただし、これらのメーカーも徐々にサポート期間を延長する傾向にあり、今後の方針変更に注目する価値があります。
長期利用を前提とした機種選定基準
長く使えるスマホを選ぶには、サポート期間以外にもいくつかの重要な基準があります。ハードウェアの性能、バッテリー容量、メモリとストレージの余裕が、実際の使用感を左右します。
まず、プロセッサ性能については、最新のフラッグシップ向けチップセットを搭載した機種を選ぶことで、数年後のOSアップデートにも対応できる処理能力を確保できます。Snapdragon 8 Gen 2以降、またはGoogle Tensor G3以降のチップセットであれば、5年以上の利用でも十分な性能を維持できる可能性が高いです。
メモリについては、最低8GB以上、できれば12GB以上のRAMを搭載した機種を選択すべきです。Android OSは世代を重ねるごとにメモリ使用量が増加する傾向にあり、現在快適に動作していても、3年後には動作が重くなる可能性があります。
ストレージ容量も同様に重要で、128GBでは写真や動画、アプリの蓄積により数年で容量不足に陥る可能性があります。長期利用を考えるなら256GB以上を選択することで、ストレージ不足によるストレスを軽減できます。
バッテリー容量については、4500mAh以上の大容量バッテリーを搭載した機種が望ましいです。リチウムイオンバッテリーは充放電を繰り返すことで劣化し、2年程度で新品時の80%程度まで容量が低下します。初期容量が大きければ、劣化後も実用的な駆動時間を維持できます。
| 選定基準 | 推奨スペック | 理由 |
|---|---|---|
| プロセッサ | Snapdragon 8 Gen 2以上、またはTensor G3以上 | 将来のOSアップデートに対応できる処理能力 |
| RAM | 8GB以上(推奨12GB以上) | OSとアプリの進化に伴うメモリ使用量増加への対応 |
| ストレージ | 256GB以上 | 長期使用でのデータ蓄積に余裕を持たせる |
| バッテリー | 4500mAh以上 | 経年劣化後も実用的な駆動時間を確保 |
| 防水防塵 | IP68相当 | 物理的な耐久性を高め長期使用に耐える |
さらに、防水防塵性能もIP68相当を備えた機種を選ぶことで、日常的な水濡れや埃からの保護が可能になり、物理的な寿命を延ばすことができます。
キャリア版とSIMフリー版の違い
同じ機種でも、携帯電話キャリアから販売されるキャリア版と、メーカーが直販するSIMフリー版ではサポート内容や更新タイミングに違いが生じる場合があります。
キャリア版の特徴として、キャリアが独自にカスタマイズしたアプリがプリインストールされており、OSアップデートもキャリアの検証を経てから配信されるため、SIMフリー版より1〜2ヶ月遅れることがあります。一方で、キャリアショップでの対面サポートや修理受付が受けられるメリットがあります。
SIMフリー版は、メーカーから直接アップデートが配信されるため更新が早く、余計なプリインストールアプリが少ない利点があります。特にGoogle PixelのようにGoogleが直接販売する機種では、最新のAndroid OSを最速で受け取ることができます。
| 項目 | キャリア版 | SIMフリー版 |
|---|---|---|
| アップデート配信速度 | キャリア検証後のため1〜2ヶ月遅れる場合あり | メーカーから直接配信され早い |
| プリインストールアプリ | キャリア独自アプリが多数含まれる | 最小限のメーカーアプリのみ |
| サポート体制 | キャリアショップで対面サポート | メーカーサポート(電話・オンライン中心) |
| 価格 | 割引プログラムや分割払いが充実 | 定価販売が基本だが端末単体で安い場合も |
| SIMロック | 原則解除可能(2021年10月以降は即時解除) | SIMロックなし、全キャリアで利用可能 |
長期利用を前提とする場合、アップデートの早さと純粋なAndroid体験を重視するならSIMフリー版、サポート体制の充実を重視するならキャリア版という選択基準が有効です。
ただし、2021年10月以降に発売された端末については、キャリア版でもSIMロックが原則禁止されたため、キャリアを変更しても同じ端末を使い続けることが容易になりました。これにより、キャリア版とSIMフリー版の差は以前より小さくなっています。
また、購入時の価格だけでなく、サポート期間全体でのコストパフォーマンスを計算することも重要です。7年サポートのPixel 8を購入した場合、1年あたりのコストは2年サポートの安価な機種より結果的に低くなる可能性があります。初期投資は高くても、長期的には経済的な選択となる場合があります。
まとめ
android 13のサポート終了時期はメーカーや機種によって異なり、Pixelは最長7年、Galaxyも最大7年、AQUOSは約2〜3年の傾向があります。サポート終了後も端末は使用できますが、セキュリティパッチが提供されなくなるため、ウイルス感染や個人情報漏洩のリスクが高まります。金融アプリや決済サービスが使えなくなる可能性もあるため、サポート終了前にデータのバックアップを行い、android 14以降へのアップデートが可能か確認しましょう。アップデートができない場合は、長期サポートが期待できるPixel 8以降やGalaxy最新モデルへの機種変更を検討することをおすすめします。

