郵便局の持ち出し中、あとどれくらいで届く？当日の配達時間とパターン別目安を解説

郵便局の追跡サービスで「持ち出し中」というステータスを見て、「あとどれくらいで届くのかな？」と気になったことはありませんか。この記事では、「持ち出し中」から実際にお手元に届くまでの時間目安を、郵便物の種類や時間帯別に詳しく解説します。午前中なら当日中、午後なら夕方までに届く可能性が高いですが、配達状況によっては翌日になるケースもあります。配達時間をより正確に知る方法や、なかなか届かない時の対処法もご紹介するので、安心してお荷物をお待ちいただけるはずです。

郵便局の「持ち出し中」とは配達が始まったサイン

郵便物を追跡している時に「持ち出し中」と表示され、そろそろ荷物が届くかもしれないと期待している方も多いでしょう。このステータスが何を意味するのか、詳しく解説していきます。

「持ち出し中」は配達員が荷物を持って出発した状態

郵便局の追跡システムで「持ち出し中」と表示されるのは、配達員（郵便職員）があなたの荷物を持って配達に出発したことを示しています。つまり、荷物はもう郵便局の建物内にはなく、配達トラックやバイクに積まれて、あなたのお住まいに向かっている状態です。

このステータスが表示された時点で、荷物は配達される予定日の当日中に届く可能性が高くなります。ただし、配達ルートの都合や交通事情によって、配達時間は前後することがあります。

具体的には、以下のようなタイミングで「持ち出し中」のステータスに変わります。

郵便追跡サービスのステータス更新のタイミング

郵便局の追跡サービスは、荷物が各段階を通る際にリアルタイムで情報が更新されますが、システムの更新には若干のタイムラグが発生することがあります。

一般的な追跡ステータスの流れは以下の通りです。

「引受」→「中継」→「到着」→「持ち出し中」→「お届け先にお届け済み」

「持ち出し中」のステータスは、通常は配達員が実際に配達に出発してから30分～1時間以内に更新されることが多いです。しかし、システムの負荷が高い時期（年末年始やお中元・お歳暮シーズンなど）では、更新が遅れる場合もあります。

また、配達が完了した後も「お届け済み」の表示に変わるまで数時間かかることがあるため、実際に荷物を受け取った後でも「持ち出し中」のままになっていることもあります。

追跡情報の確認は、郵便局の公式ウェブサイトの「郵便追跡サービス」や、スマートフォンアプリから24時間いつでも行うことができます。最新の配達状況を知りたい場合は、定期的にチェックしてみてください。

【結論】郵便局の持ち出し中からどれくらいで届くか

郵便局の追跡サービスで「持ち出し中」と表示されてから実際に配達されるまでの時間は、ステータス更新のタイミングによって大きく変わります。一般的には持ち出し中になってから2時間から8時間程度で配達されることが多いですが、配達ルートや荷物の種類によっても異なるため、時間帯別に詳しく見ていきましょう。

午前中に「持ち出し中」に変わった場合

午前6時から12時の間に「持ち出し中」のステータスに変わった荷物は、当日の午前中から午後にかけて配達される可能性が非常に高いです。配達員は朝一番に荷物を積み込んで出発するため、効率的なルートで順次配達を行います。

この時間帯であれば、住宅地では午前10時頃から、商業地区では午前9時頃から配達が始まることが多く、遅くとも午後4時までには配達が完了する傾向があります。特にゆうパックの時間帯指定をしている場合は、指定時間内での配達が優先されます。

午後に「持ち出し中」に変わった場合

お昼12時から午後4時の間に「持ち出し中」に変わった荷物については、当日の夕方から夜にかけての配達となる可能性が高いです。配達員が午前中の配達を終えて郵便局に戻り、午後便として再度出発するタイミングです。

この場合の配達時間は午後2時頃から午後8時頃までの間になることが多く、住宅地では在宅率の高い夕方以降の配達が中心となります。ただし、配達量や交通状況によっては、午後8時を過ぎてからの配達となる場合もあります。

夕方以降に「持ち出し中」に変わった場合

午後4時以降、特に午後6時を過ぎてから「持ち出し中」に変わった荷物については、翌日配達となる可能性が高くなります。これは配達員の勤務時間や効率的な配達ルートの関係によるものです。

夕方の時間帯は追跡情報の更新にタイムラグが発生しやすく、実際には既に配達ルートに組み込まれていても、システム上の反映が遅れることがあります。そのため、午後7時以降に「持ち出し中」に変わった場合は、翌日の午前中から午後にかけての配達を想定しておくのが現実的です。

ただし、速達郵便や時間帯指定のゆうパックなど、優先配達の対象となる郵便物については、夕方以降でも当日中の配達が行われる場合があります。

【郵便物の種類別】持ち出し中から届くまでの時間目安

郵便物の種類によって、持ち出し中から配達までの時間には違いがあります。それぞれの配達方法や優先度に応じて、到着までの目安時間が変わってきます。

ゆうパックの場合

ゆうパックは郵便局の荷物配達サービスの中でも最も優先度が高く、持ち出し中になってから通常2～6時間程度で配達されることが多いです。

時間帯指定ありの配達時間

時間帯指定をしている場合は、指定した時間帯内での配達となります。

時間帯指定なしの配達時間

時間帯指定をしていない場合は、配達員のルートに応じて8時から20時の間で配達されます。午前中に持ち出し中になった場合は当日の午後から夕方、午後に持ち出し中になった場合は夕方から夜間の配達となることが一般的です。

ゆうパケット・クリックポストの場合

ゆうパケットやクリックポストは、ポスト投函での配達となる小型の郵便物です。持ち出し中から配達まで通常3～8時間程度かかることが多く、ゆうパックよりもやや時間がかかる傾向があります。

これらの配達物は対面での受け取りが不要なため、配達員が効率的にルートを回れるよう、まとめて配達されることが多いです。そのため、配達時間は以下のようになります。

書留・レターパックプラス（対面受け取り）の場合

書留やレターパックプラスは対面での受け取りが必要な郵便物のため、持ち出し中から配達まで2～5時間程度が目安となります。

これらの郵便物は受取人が不在の場合は持ち帰りとなるため、配達員は確実に受け取ってもらえる時間帯を狙って配達します。そのため、以下のような配達パターンがあります。

• 平日の場合：午前中または夕方以降の在宅率が高い時間帯
• 土日祝日の場合：午前中から夕方まで幅広い時間帯
• 不在票が入っている場合：再配達の希望時間帯

特に重要な書類や貴重品を含む書留の場合は、配達の優先度が高く設定されているため、比較的早めの配達となることが多いです。

速達郵便の場合

速達郵便は最も配達の優先度が高く、持ち出し中から配達まで1～3時間程度という短時間での配達が期待できます。

速達郵便の配達は通常の郵便物よりも早く処理されるため、以下のような特徴があります。

• 他の郵便物よりも優先的に配達ルートに組み込まれる
• 配達時間帯も朝早くから夜遅くまで対応
• 土日祝日でも配達される
• 不在の場合でも再配達の優先度が高い

ただし、速達郵便であっても交通渋滞や悪天候などの外的要因により、配達が遅れる場合があります。また、配達先が集合住宅でオートロックがある場合や、配達先の住所が分かりにくい場合は、通常よりも時間がかかることがあります。

注意「持ち出し中」でも当日に届かないケースとその理由

郵便追跡で「持ち出し中」と表示されても、必ずしもその日のうちに荷物が届くとは限りません。配達が翌日以降になってしまうケースもあるため、事前に知っておくことで不安を解消できるでしょう。

配達物量の増加による遅延（お歳暮・年末年始など）

年末年始やお歳暮シーズン、母の日、お中元の時期などは、普段より配達物の量が大幅に増加します。このような繁忙期には、配達員一人あたりが担当する荷物の数が通常の2倍から3倍に増えることも珍しくありません。

特に以下の時期は配達遅延が発生しやすくなります：

このような時期に「持ち出し中」になった場合は、配達員が全ての荷物を配り切れずに、一部を翌日配達に回すことがあります。

交通事情の悪化や悪天候の影響

台風や大雪、大雨などの悪天候時には、安全のため配達を一時的に中断することがあります。また、交通渋滞や道路工事なども配達時間に大きく影響します。

特に以下のような状況では、持ち出し中になっても当日配達が困難になる可能性が高くなります：

• 台風や暴風雨警報が発令されている場合
• 積雪や路面凍結で車両の運行が危険な場合
• 地震などの自然災害が発生した場合
• 大規模な交通規制や道路封鎖がある場合

このような状況では、郵便局側も配達員の安全を最優先に考えるため、無理に配達を強行することはありません。天候が回復し、安全が確認されてから配達が再開されます。

配達ルートの都合で翌日に回される可能性

郵便局では効率的な配達を行うため、地域ごとに配達ルートを決めています。しかし、荷物の量や種類によっては、当日の配達ルートに含めることができずに翌日配達になることがあります。

翌日配達になりやすいケースには以下があります：

• 大型のゆうパックで車両に積み切れない場合
• 冷蔵・冷凍便など特別な輸送が必要な荷物
• 配達指定時間が配達ルートと合わない場合
• 離島や山間部など配達に時間がかかる地域
• 配達員の勤務時間内に配達が完了できない場合

特に午後遅い時間に「持ち出し中」になった場合は、その日の配達時間内に届けることが物理的に難しく、翌日配達になる可能性が高くなります。

追跡情報の更新にタイムラグが発生している

意外に知られていないのが、追跡情報の更新にタイムラグが生じることです。実際には配達が完了しているにも関わらず、システム上では「持ち出し中」のままになっているケースも少なくありません。

追跡情報の更新が遅れる主な原因：

このような場合、実際にはすでに配達が完了していたり、不在票が投函されていたりすることがあります。追跡情報だけに頼らず、ポストの確認も併せて行うことをおすすめします。

また、配達員が不在票を投函した後、追跡情報が「持ち出し中」から「お預かり」や「配達済み」に変わるまでに時間がかかることもあります。夕方以降に「持り出し中」のままの場合は、一度ポストや玄関周りを確認してみましょう。

郵便局の持ち出し中に関するよくある質問

配達時間をより正確に確認する方法はありますか

「持ち出し中」の状態から、より正確な配達時間を知りたい場合は、郵便局の追跡サービスを頻繁にチェックすることが最も確実な方法です。

ゆうパックなど一部のサービスでは、配達当日の朝に「配達予定日時」が表示されることがあります。特に時間帯指定をしている場合は、指定した時間帯に配達される可能性が高くなります。

また、配達先の地域や郵便局によっては、配達前に電話で連絡をくれる場合もありますが、これは必須サービスではないため期待しすぎないほうが良いでしょう。

最も確実なのは、郵便局のお客様サービス相談センターに電話で問い合わせることです。追跡番号を伝えることで、より詳しい配達予定時間を教えてもらえる場合があります。

「持ち出し中」のまま夜になっても届かない場合はどうする

「持ち出し中」の表示から丸一日経っても荷物が届かない場合は、いくつかの対処法があります。

まず、追跡情報が正しく更新されているかを確認してください。システムの遅延により、実際の配達状況と表示が異なる場合があります。

次に考えられる原因と対処法を以下の表にまとめました。

特に年末年始やお中元・お歳暮の時期は配達量が大幅に増加するため、通常よりも配達が遅れることがよくあります。このような繁忙期には、持ち出し中から2〜3日程度遅れることも珍しくありません。

配達前にドライバーから電話連絡はありますか

郵便局の配達員からの事前連絡については、基本的には電話連絡はありません。これは一般的な郵便配達のサービス内容には含まれていないためです。

ただし、以下のような特殊なケースでは電話連絡がある場合があります。

• 高額商品や貴重品の配達で、特別な配達指示がある場合
• 配達先の住所が不明確で、詳細な場所を確認する必要がある場合
• 大型の荷物で、配達時に立ち会いが必要な場合
• 代金引換郵便で、金額の確認が必要な場合

もし事前連絡を希望する場合は、差出人に依頼して配達指示欄に「配達前に電話連絡希望」と記載してもらうか、ゆうパックの配達日時変更サービスを利用することで、ある程度の時間調整が可能になります。

「持ち出し中」の荷物を郵便局の窓口で直接受け取れますか

「持ち出し中」の表示が出ている荷物を郵便局の窓口で直接受け取ることは、基本的には難しいとお考えください。

これは、「持ち出し中」の状態は配達員が既に荷物を持って配達に向かっている状態であり、郵便局の窓口には荷物が残っていないためです。

ただし、以下のような条件が揃えば、窓口受け取りが可能な場合があります。

最も確実なのは、配達を待つか、不在時は不在票に記載された方法で再配達を依頼することです。急ぎの場合は、配達を担当する郵便局に直接電話で相談してみることをおすすめします。

窓口で受け取る場合は、本人確認のため運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書の提示が必要になることも覚えておきましょう。

まとめ

郵便局の「持ち出し中」は配達員が荷物を持って出発したサインで、一般的には当日中の配達が期待できます。午前中に持ち出し中になれば午後に、午後なら夕方までに届く可能性が高いです。ただし、年末年始や悪天候時は翌日配達になることもあります。時間指定のあるゆうパックは指定時間帯に、書留やレターパックプラスは対面受け取りのため在宅時間を考慮しましょう。夜になっても届かない場合は、配達予定の郵便局に直接問い合わせることで、より正確な配達状況を確認できます。