ハイチェアを何歳まで使ったか大調査!ストッケや大和屋ユーザーの体験談も紹介

生活

「うちの子のハイチェア、そろそろ卒業かな?」「みんないつまで使ってるんだろう?」と悩んでいませんか。この記事では、100人のママパパへのアンケート調査から、ハイチェアは3歳頃まで使うご家庭が最も多いという結果をご紹介します。先輩たちのリアルな体験談や、ストッケ、大和屋など人気ブランドごとの使用期間、卒業のサイン、次に使うおすすめの椅子まで徹底解説。ご家庭にぴったりの卒業タイミングを見つけるヒントが満載です。

  1. ハイチェアはいつまで使う?平均は3歳頃までが目安
    1. そもそもハイチェアは何のために使うの?
    2. 年齢別の使用状況の目安
  2. 【100人アンケート】ハイチェアを何歳まで使ったか大調査の結果
    1. 最も多かったのは3歳!年齢別のリアルな使用期間
    2. 5歳以上も!ハイチェアを長く使った家庭の理由とは
  3. 先輩ママパパの体験談 ハイチェアを何歳まで使ったか教えて
    1. 2歳でハイチェアを卒業したケース
    2. 4歳までしっかりハイチェアを使ったケース
    3. 小学校入学後まで長く使ったケース
  4. 人気ブランド別 みんなは何歳まで使った?
    1. 【ストッケ】トリップトラップは何歳まで使った?大人になっても愛用する声も
    2. 【大和屋】すくすくチェアやアッフルチェアは何歳まで使った?
    3. 【カトージ】ベビーチェアは何歳まで使った?
  5. そろそろ卒業?ハイチェアを使い終わる時期のサイン
    1. サイン1 体が大きくなり窮屈そうにしている
    2. サイン2 自分で椅子から抜け出そうとする
    3. サイン3 足置きに足がつかなくなった
    4. サイン4 子ども本人が嫌がるようになった
  6. ハイチェアの次は何に座る?卒業後におすすめの椅子を紹介
    1. 選択肢1 高さ調節ができるキッズチェア
    2. 選択肢2 大人の椅子で使える高さ調節クッション
    3. 選択肢3 ダイニングでも使える学習椅子
  7. 「何歳まで使えるか」で選ぶ!長く使えるハイチェアの選び方
    1. 選び方1 座面と足置きの調節機能で選ぶ
    2. 選び方2 耐荷重をチェックして大人まで使えるモデルを選ぶ
    3. 選び方3 テーブルの有無やデザインで選ぶ
  8. まとめ

ハイチェアはいつまで使う?平均は3歳頃までが目安

赤ちゃんの食事に欠かせないハイチェア。「みんないつまで使っているんだろう?」と、卒業のタイミングが気になるパパママは多いのではないでしょうか。せっかく買うなら長く使いたいし、かといって大きくなっても使い続けるのはどうなんだろう…と悩みますよね。

結論から言うと、ハイチェアを卒業する年齢で最も多いのは3歳前後です。もちろんこれはあくまで平均的な目安。実際には、お子さんの成長やご家庭の食卓環境、使っているハイチェアの種類によって、1歳半で卒業する子もいれば、小学生になっても愛用している子もいます。

この章では、まずハイチェアを「何歳まで」という期間の目安と、卒業時期を考える上での大切なポイントについて解説していきます。

そもそもハイチェアは何のために使うの?

ハイチェアを使う一番の目的は、赤ちゃんや子どもが大人と同じ目線で食卓を囲み、正しい姿勢で食事に集中できるようにするためです。床に座らせたり、大人の椅子に座らせたりすると、姿勢が崩れてしっかり噛むことが難しくなったり、食事中に立ち歩いてしまったりすることも。安全を確保しながら、楽しい食事の時間を過ごし、「食事は椅子に座って食べるもの」という習慣を身につける上で、ハイチェアはとても大切な役割を担っています。

年齢別の使用状況の目安

子どもの成長段階によって、ハイチェアとの関わり方も変わってきます。一般的な目安を下の表にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

年齢 ハイチェアの使用状況 ポイント
生後6ヶ月~1歳半頃 離乳食開始とともに使用スタート。ベビーガードやハーネスが必須の時期。 安全性が最も重要。安定感があり、体をしっかり支えてくれるモデルを選びましょう。
1歳半~3歳頃 自分で食べたがるようになり、活発に動く時期。抜け出し防止の工夫も必要に。 自分で乗り降りしたがる子も増えます。足置きにしっかり足がつくことで姿勢が安定し、食事に集中しやすくなります。
3歳~4歳頃 体が大きくなり、ベビーガードを窮屈に感じ始める子が多い「卒業」を意識する時期。 大人の椅子に座りたがったり、自分で乗り降りできるキッズチェアに移行を検討するご家庭が増えてきます。
4歳以降 高さ調節ができるタイプのハイチェアを、キッズチェアとして継続して使用するケースが多い。 大人まで使えるモデルなら、学習椅子として長く愛用することも可能です。

このように、子どもの成長に合わせてハイチェアの役割も少しずつ変化していきます。「何歳になったから卒業」と決めるのではなく、お子さんの体格や発達の様子を見ながら、ご家庭に合ったタイミングを見つけることが大切です。次の章からは、より具体的なアンケート結果や先輩ママパパの体験談を紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【100人アンケート】ハイチェアを何歳まで使ったか大調査の結果

「うちの子はいつまでハイチェアを使うんだろう?」「他のご家庭ではどうしているの?」そんな疑問をお持ちのママパパも多いのではないでしょうか。そこで今回、0歳から小学生までのお子さんを持つ先輩ママパパ100人に、ハイチェアを実際に何歳まで使ったか、独自のアンケート調査を実施しました!気になるリアルな結果を見ていきましょう。

最も多かったのは3歳!年齢別のリアルな使用期間

アンケートの結果、最も多かった回答は「3歳まで」で、全体の約4割を占めました。3歳というと、幼稚園や保育園の年少クラスに入園する年齢ですね。集団生活が始まり、大人と同じ椅子に座る機会が増えることや、子ども自身の「お兄さん・お姉さんになりたい」という気持ちが、ハイチェア卒業のきっかけになることが多いようです。

それでは、年齢別の詳しいアンケート結果をみてみましょう。

ハイチェアを使った年齢 割合 主な理由・コメント
1歳まで 8% つかまり立ちが激しくなり、ベビーガード付きでも危なく感じた。活発な子だったので早めに卒業しました。
2歳まで 25% イヤイヤ期と重なり、自分で椅子に座りたがるように。大人の椅子用のクッションに切り替えました。
3歳まで 41% 幼稚園入園がきっかけ。周りのお友達の影響もあって、大人と同じ椅子に座りたがるようになりました。
4歳まで 16% 食事中の姿勢が気になったので、足がしっかりつくハイチェアを継続して使っていました。
5歳以上 10% 大人まで使えるタイプの椅子で、勉強机の椅子としても兼用。まだまだ現役で活躍しています!

このように、平均的には3歳前後で卒業するご家庭が多いものの、お子さんの性格や成長、ご家庭のライフスタイルによって、使用期間には幅があることがわかります。

5歳以上も!ハイチェアを長く使った家庭の理由とは

アンケートでは、10人に1人が「5歳以上」になってもハイチェアを愛用していると回答しました。長く使い続けるのには、どんな理由があるのでしょうか?先輩ママパパの声から、そのメリットを探ってみましょう。

最大の理由は「正しい姿勢を保てる」ことでした。大人用の椅子では、どうしても足が床につかずブラブラしてしまいがち。足が安定しないと体幹がぐらつき、噛む力にも影響が出ると言われています。足置きでしっかり足裏をつけて座れるハイチェアは、食事に集中したり、正しい姿勢を身につけたりする上で、非常に重要な役割を果たしてくれるのです。

その他にも、こんな理由が挙げられました。

  • 安全性の確保:「食事中に立ち歩いたり、ふざけて椅子から落ちたりするのが心配で、ベルトやガードで安全を確保できるハイチェアを使い続けました。」という声も。特に活発なお子さんの場合、安全面から長く使う選択をするご家庭も多いようです。
  • 大人まで使える椅子だから:「ストッケのトリップトラップなど、もともと大人まで使える設計の椅子を購入しました。成長に合わせて座面と足置きを調整するだけで、常にベストな姿勢で座れるので、買い替える必要がありませんでした。」という声。初期投資は少し高くても、結果的に長く使えてコスパが良かったと感じる方が多いのが特徴です。
  • 兄弟でのお下がり:「上の子が小学校に上がるタイミングで、ダイニング学習用の椅子に。それまで使っていたハイチェアは、下の子用にベビーセットを付けて再び使い始めました。」など、兄弟姉妹で長く活用しているケースもありました。

このように、「何歳まで」と期間を決めるのではなく、お子さんの成長や安全、そして使っている椅子の機能性に合わせて、柔軟に使い続けているご家庭が多いことがわかりました。

先輩ママパパの体験談 ハイチェアを何歳まで使ったか教えて

アンケート結果では見えてこない、リアルな使用感や卒業のきっかけ。ここでは、先輩ママパパの具体的な体験談を3つのケースに分けてご紹介します。「うちの子と似てる!」「こんな使い方もあるんだ!」と、きっと参考になるエピソードが見つかりますよ。

2歳でハイチェアを卒業したケース

比較的早めにハイチェアを卒業したご家庭には、お子さんの活発な成長ぶりがうかがえる理由がありました。安全面を優先したり、お子さんの「大人と一緒がいい!」という気持ちを尊重したりしたケースが多いようです。

【体験談】やんちゃ盛り!自分で登り降りしたがるので安全第一で卒業(Tさん・お子さん2歳4ヶ月)

「1歳半を過ぎた頃から、自分で椅子に登ったり、ベルトを抜け出して立ち上がろうとしたりすることが増えました。食事のたびにヒヤヒヤするのに疲れてしまって…。大きなケガにつながる前に、思い切って卒業を決めました。下の子が生まれるタイミングだったのも、きっかけの一つです。卒業後は、大人の椅子に高さを調節できるクッションを置いて座らせています。自分で座れるのが嬉しいのか、以前よりご機嫌で食事してくれるようになりました。」

2歳で卒業したケースの概要
卒業年齢 使っていたハイチェア 卒業のきっかけ 卒業後の椅子
2歳4ヶ月 テーブル付きの木製ハイチェア 子どもが抜け出して立ち上がるようになり危なかったため 大人の椅子+高さ調節クッション

4歳までしっかりハイチェアを使ったケース

平均よりも長く、4歳頃までハイチェアを活用したご家庭もたくさんあります。特に、成長に合わせて座面や足置きを調節できるタイプの椅子は、長く使える傾向にあります。正しい姿勢で食事に集中できるというメリットを感じている方が多いようです。

【体験談】食事への集中力アップ!正しい姿勢を保てて大活躍(Mさん・お子さん4歳半)

「使っていたのは大和屋のすくすくチェアです。座面と足置きの高さを細かく調節できるので、息子の成長に合わせて常に足がブラブラしない姿勢を保てました。おかげで食事中に席を立つこともなく、落ち着いて食べてくれるように。『足がしっかり床(足置き)につくこと』が、子どもの集中力にとってこんなに大事なんだと実感しました。体が大きくなり、さすがに少し窮屈そうになってきたので卒業しましたが、4歳半まで本当に重宝しました。」

4歳まで使ったケースの概要
卒業年齢 使っていたハイチェア 長く使った理由 卒業後の椅子
4歳半 大和屋 すくすくチェア 足がしっかりつき、正しい姿勢で食事に集中できたから ダイニング用のキッズチェア

小学校入学後まで長く使ったケース

「大人まで使える」がコンセプトのハイチェアは、その名の通り、小学生になっても大活躍!ダイニングでの食事はもちろん、リビング学習用の椅子として長く愛用しているご家庭も。上質なものを長く大切に使う、という選択も素敵ですね。

【体験談】リビング学習の相棒に!大人になった今も現役です(Sさん・お子さん 小学生)

「我が家は娘が生まれた時にストッケのトリップトラップを購入しました。ベビーセットを付けて離乳食期から使い始め、小学生になった今もダイニングで食事や宿題をするときに使っています。シンプルなデザインなのでインテリアにも馴染むし、何より姿勢が安定するので勉強にも集中しやすいようです。夫も時々借りていますが、大人が座ってもびくともしない頑丈さ。値段は少し高かったですが、これから先もずっと使えることを考えれば、本当に良い買い物だったと思っています。」

小学校入学後まで使ったケースの概要
使用期間 使っていたハイチェア 長く使っている理由 現在の使い方
0歳〜現在(小学生) ストッケ トリップトラップ 大人まで使える設計で、成長に合わせて調節できるから 食事、リビング学習用の椅子

人気ブランド別 みんなは何歳まで使った?

ハイチェアはたくさんのブランドから発売されていますが、それぞれ設計の考え方や特徴が異なります。だからこそ、「このブランドの椅子は、みんな何歳くらいまで使っているんだろう?」と気になりますよね。

ここでは、特に人気の高い「ストッケ」「大和屋」「カトージ」の3ブランドについて、ユーザーのリアルな使用期間の口コミや体験談を交えながらご紹介します。

【ストッケ】トリップトラップは何歳まで使った?大人になっても愛用する声も

北欧ノルウェー生まれの「ストッケ」。その中でも代表的なトリップトラップは、「子どもとともに成長する椅子」というコンセプトで世界的に愛されています。

最大の特徴は、新生児から大人まで、文字通り「一生使える」ように設計されていること。そのため、トリップトラップのユーザーからは「何歳で卒業した」というよりも、「今も使い続けている」という声が圧倒的に多いのが印象的です。

実際の口コミでは、ベビーセットを卒業する2~3歳以降は、座面と足置きの高さを調整しながら、小学生になってもダイニングチェアや学習椅子として愛用しているご家庭がほとんど。中には、親が子どもの頃に使っていたものを受け継いで使っているケースや、大人が自分のPCデスク用チェアとして使っているという声もあり、長く使える丈夫さと時代を選ばないデザイン性の高さがうかがえます。

「卒業」という概念がなく、一つの家具として家族の歴史に寄り添ってくれるのが、トリップトラップならではの魅力と言えそうですね。

項目 詳細
ブランド名 STOKKE(ストッケ)
代表的な製品 トリップトラップ
実際の使用期間(目安) 幼児期はもちろん、学童期、大人になっても継続使用するケースが多数
耐荷重 136kg
特徴 座面と足置きの細やかな調節機能で常に正しい姿勢をサポート。豊富なカラーバリエーションとオプションパーツで、新生児から大人まで対応可能。

【大和屋】すくすくチェアやアッフルチェアは何歳まで使った?

日本のベビー用品メーカーとして絶大な信頼を誇る「大和屋」。日本の住環境や赤ちゃんの体型を研究しつくして作られたハイチェアは、多くのご家庭で選ばれています。

特に人気の「すくすくチェア」シリーズは、ガードやテーブルが付いていて機能性が高く、安定感も抜群。公式サイトでは大人まで使えるモデルもありますが、実際のユーザーの声を聞くと、3歳から5歳頃に卒業し、次のキッズチェアへ移行するというケースが多く見られます。

一方、マカロンのような可愛いカラーが魅力の「アッフルチェア」は、デザイン性の高さから、ハイチェアとしての役目を終えた後も子ども部屋のインテリア兼チェアとして長く使われることも。どちらのモデルも、足置きがしっかりしていて子どもの足がぶらつかないため、「食事に集中しやすかった」という声が多く聞かれます。

項目 詳細
ブランド名 yamatoya(大和屋)
代表的な製品 すくすくチェア、アッフルチェア
実際の使用期間(目安) 3歳~5歳頃まで。その後キッズチェアに移行する家庭が多い。
耐荷重 すくすくチェア プラス:約60kg / アッフルチェア:約70kg
特徴 日本の安全基準(SG基準)をクリアした安心設計。座らせやすさや安定性に定評があり、日本の家庭に馴染むデザインが人気。

【カトージ】ベビーチェアは何歳まで使った?

「カトージ」は、機能的でありながら手に取りやすい価格帯のベビー用品を幅広く展開しているブランドです。木製ハイチェアも様々なモデルがあり、ご家庭のニーズに合わせて選びやすいのが魅力です。

カトージのハイチェアは、モデルによって対象年齢が異なりますが、多くの木製チェアは「60か月(5歳)まで」と設定されています。ユーザーの体験談を見てみると、2歳半~4歳頃に、体が大きくなってきたり、自分で乗り降りしたがるようになったりしたタイミングで卒業するケースが多いようです。

特に、立ち上がりや抜け出しを防ぐための腰ベルトや股ベルトがしっかりしているモデルが多く、「活発に動く時期でも安心して座らせられた」という点が評価されています。コストパフォーマンスに優れているため、「長く使える高級なもの」というよりは、「ベビーチェアが必要な期間に、安全で使いやすいものを」と考えるご家庭にぴったりの選択肢となっています。

項目 詳細
ブランド名 KATOJI(カトージ)
代表的な製品 プレミアムベビーチェア mamy、木製ハイチェア CENAなど
実際の使用期間(目安) 2歳半~4歳頃。製品の対象年齢(5歳頃)より少し早めに卒業する傾向。
耐荷重 モデルによる(プレミアムベビーチェア mamyは60kg)
特徴 安全基準を満たしながらも、リーズナブルな価格帯が魅力。折りたたみ可能なモデルなど、ラインナップが豊富。

そろそろ卒業?ハイチェアを使い終わる時期のサイン

毎日使っているハイチェアも、お子さまの成長とともにいつかは卒業の時がやってきます。「うちの子は、もしかしてもう小さいかな?」「大人の椅子にステップアップするタイミングはいつだろう?」と悩むママパパも多いのではないでしょうか。ハイチェアの卒業は、お子さまの成長を感じる嬉しい節目ですが、安全に関わる大切な判断でもあります。ここでは、ハイチェア卒業を考えるべき4つの具体的なサインをご紹介します。お子さまの様子と照らし合わせながら、チェックしてみてくださいね。

サイン1 体が大きくなり窮屈そうにしている

まず一番わかりやすいのが、身体的な成長によるサインです。これまでピッタリだったハイチェアが、なんだか窮屈そうに見えてきたら卒業を考えるタイミングかもしれません。

具体的には、次のような様子が見られないか確認してみましょう。

  • 座ったり降りたりするときに、体に引っかかるような動きをする
  • テーブルとお腹の間にほとんど隙間がなく、膝がテーブルの裏に当たってしまう
  • お尻や太もも周りがパンパンで、座面にゆとりがない
  • 体を動かしにくそうで、食事中に不快そうな表情を見せる

無理に窮屈な椅子に座らせ続けると、正しい姿勢が保てず、食事に集中できなくなることもあります。お子さまの体が大きくなったのは喜ばしい成長の証です。快適な食事環境を整えるためにも、次のステップを考えてあげましょう。

サイン2 自分で椅子から抜け出そうとする

お子さまの「自分でやりたい!」という気持ちが芽生え、活発に動くようになると見られるのがこのサインです。特に注意が必要な、安全面に関わる重要なポイントになります。

例えば、こんな行動はありませんか?

  • 安全ベルトやガードの隙間から、体をねじって抜け出そうとする
  • 椅子の上で立ち上がろうとする
  • 体を大きく揺らして、椅子ごと倒れそうになる

こうした行動は、転落事故につながる可能性が非常に高く、大変危険です。好奇心や自立心の表れでもあるのですが、一瞬目を離した隙に大きなケガにつながることも考えられます。安全対策をしても抜け出してしまうようになったら、それはハイチェアの安全機能がお子さまの成長に追いついていない証拠。すぐにでも卒業を検討すべきサインと言えるでしょう。

サイン3 足置きに足がつかなくなった

ハイチェアの多くは、成長に合わせて座面と足置き(ステップ)の高さを調節できます。しかし、その調節範囲にも限界があります。足置きを一番下の段にしても、膝が大きく曲がってしまったり、足がブラブラと浮いてしまったりするようになったら、卒業のサインです。

足がしっかり足置きにつかないと、次のようなデメリットがあります。

状態 考えられる影響
足がブラブラ浮いている 体に力が入りにくく、姿勢が不安定になります。また、しっかり踏ん張れないことで噛む力(咀嚼力)が育ちにくいとも言われています。
膝が90度以上に曲がっている 太ももの裏が座面に圧迫されてしまい、落ち着いて座ることができません。食事への集中力が途切れやすくなります。

「足が床や足置きにしっかりつくこと」は、正しい食事姿勢の基本です。お子さまが安定した姿勢で食事に集中できるよう、足の位置は常に気にかけてあげたいですね。

サイン4 子ども本人が嫌がるようになった

身体的なサイズや安全性だけでなく、お子さま自身の気持ちも大切な判断基準です。「もう赤ちゃんじゃない!」という気持ちの芽生えから、ハイチェアに座ること自体を嫌がるようになる子もいます。

「イヤ!」とハッキリ言葉で伝えたり、座らせようとすると泣いて暴れたりすることもあるでしょう。また、お兄ちゃんやお姉ちゃん、パパママと同じ椅子に座りたがることも、成長の証です。

もちろん、一時的なイヤイヤ期の一環である可能性もありますが、無理強いすることで食事の時間そのものが嫌いになってしまっては本末転倒です。他のサインも見られないか総合的に判断し、お子さまが「大人と一緒」を喜ぶようであれば、その気持ちを尊重して卒業を考えてあげるのも良い選択です。お子さまの「自分で選びたい」という気持ちを大切に、次の椅子を一緒に選んでみるのも楽しいかもしれませんね。

ハイチェアの次は何に座る?卒業後におすすめの椅子を紹介

ハイチェアを卒業したお子さんが、次にどんな椅子に座るのかは大きな悩みどころですよね。大人の椅子ではまだ足がぶらぶらしてしまい、食事や作業に集中しにくいもの。ここでは、ハイチェア卒業後におすすめの3つの選択肢を、それぞれのメリット・デメリットと合わせて詳しくご紹介します。

選択肢1 高さ調節ができるキッズチェア

ハイチェア卒業後の最もポピュラーな選択肢が、高さ調節機能付きのキッズチェアです。ダイニングテーブルで家族と一緒に食事をするための工夫がたくさん詰まっています。

一番の魅力は、子どもの成長に合わせて座面と足置きの高さを細かく調整できること。足がぶらつかず、しっかりと足裏を付けて座れるため、噛む力や集中力の発達に欠かせない「正しい姿勢」を自然にサポートしてくれます。デザインも豊富で、インテリアに馴染むおしゃれな木製のものから、軽くて扱いやすいプラスチック製のものまで様々。学習椅子としても使えるタイプを選べば、就学後まで長く愛用できますよ。

ストッケの「トリップトラップ」や大和屋の「キトコ キッズダイニングチェア」のように、大人になっても使えるモデルも人気です。

選択肢2 大人の椅子で使える高さ調節クッション

「新しい椅子を置くスペースがない」「一時的に高さを補えれば十分」という方には、大人のダイニングチェアに取り付けるだけで使える高さ調節クッション(お食事クッション)がおすすめです。

手軽に導入できて、価格も比較的リーズナブルなのが最大のメリット。ベルトで椅子にしっかり固定できるタイプなら、お子さんが動いてもずれにくく安心です。また、軽量で持ち運びしやすいため、帰省先や外食時に持っていくこともできます。

ただし、キッズチェアと違って足置きがないため、どうしても足がぶらぶらして姿勢が安定しにくいというデメリットも。足元に牛乳パックや雑誌を重ねて作った簡易的な足置き台を設置してあげるなど、少し工夫してあげると良いでしょう。あくまで次の椅子までの「つなぎ」として活用するご家庭も多いようです。

選択肢3 ダイニングでも使える学習椅子

少し気が早いように感じるかもしれませんが、小学校入学を見据えて、ダイニングで使える学習椅子を導入するのも賢い選択です。

学習椅子は、正しい学習姿勢を長時間サポートするために設計されているため、座面の奥行きや背もたれの角度、足置きの高さ調節機能が非常に優れています。特にリビング学習を考えているご家庭にはぴったり。キャスター付きのモデルでも、座るとキャスターがロックされる安全機能が付いているものが多いので、食事中も安心です。

最初はダイニングテーブルで食事や遊びに使い、お子さんが自分の部屋で勉強するようになったら学習机とセットで使う、というように長く活躍してくれます。コイズミやオカムラ、イトーキといった学習机メーカーから、機能的でおしゃれなモデルがたくさん出ていますよ。

それぞれの選択肢の特徴を比較しやすいように、表にまとめてみました。ご家庭の状況やお子さんの様子に合わせて、ぴったりのものを選んであげてくださいね。

椅子の種類 メリット デメリット・注意点 こんなご家庭におすすめ
高さ調節ができるキッズチェア ・足置きがあり正しい姿勢を保ちやすい
・成長に合わせて長く使える
・デザインが豊富
・比較的高価なモデルが多い
・ある程度の設置スペースが必要
・食事や作業時の姿勢を重視したい
・一つの椅子をできるだけ長く使いたい
高さ調節クッション ・手軽で安価に導入できる
・省スペースで済む
・持ち運びしやすい
・足が安定せず姿勢が崩れやすい
・長期間の使用には不向きな場合も
・椅子を増やすスペースがない
・次の椅子までのつなぎとして使いたい
ダイニングでも使える学習椅子 ・機能性が高く正しい姿勢をサポート
・小学校入学後まで長く使える
・リビング学習に最適
・価格が高め
・学習椅子特有のデザインが多い
・小学校入学準備を兼ねたい
・リビング学習を考えている

「何歳まで使えるか」で選ぶ!長く使えるハイチェアの選び方

「せっかくハイチェアを買うなら、できるだけ長く使ってほしい」そう考えるママ・パパは多いのではないでしょうか。ハイチェアは決して安い買い物ではないからこそ、子どもの成長に合わせて長く愛用できるものを選びたいですよね。

ここでは、「何歳まで使えるか」という視点から、後悔しないハイチェア選びの3つのポイントをご紹介します。このポイントを押さえれば、ベビー期だけでなく、キッズ期、さらには大人になっても使える一脚が見つかるはずですよ。

選び方1 座面と足置きの調節機能で選ぶ

長く使えるハイチェアを選ぶうえで、最も重要なのが座面と足置き(ステップ)の高さ調節機能です。子どもの体はあっという間に大きくなります。その時々の体格にぴったり合わせられるかどうかで、座り心地や姿勢、そして使える期間が大きく変わってきます。

足がぶらぶらと床につかない状態だと、子どもは落ち着きがなくなり、食事に集中しにくくなります。また、足でしっかり踏ん張れないと、噛む力も弱くなってしまうと言われています。正しい姿勢で食事をする習慣をつけるためにも、「座ったときに膝が90度に曲がり、足の裏全体が足置きにしっかりとつく」状態をキープできることが理想です。

調節方法は、工具を使わずに溝にはめ替えるだけの簡単なタイプから、ネジで細かく固定するタイプまで様々です。子どもの成長に合わせてこまめに高さを変えることになるので、調節のしやすさもチェックしておくと、後々のストレスが少なくなりますよ。

選び方2 耐荷重をチェックして大人まで使えるモデルを選ぶ

「この椅子は何歳まで使えますか?」という質問に対する、最も明確な答えが「耐荷重」です。ハイチェアの対象年齢はあくまで目安であり、実際には製品ごとに定められた耐荷重を守って使用する必要があります。

大人になっても使えるタイプのハイチェアは、学習椅子やダイニングチェア、ときには来客用の椅子としても活用できるため、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。「大人まで」使えるとされているモデルは、耐荷重が80kg以上に設定されていることがほとんどです。購入前には必ずスペック表で耐荷重の数値を確認する習慣をつけましょう。

一般的なハイチェアの耐荷重と使用期間の目安を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

耐荷重の目安 使用期間のイメージ 主な用途
約15kg~30kg 乳幼児期~3歳頃 ベビーチェアとして
約50kg~60kg 幼児期~小学校低学年頃 ベビーチェア、キッズチェアとして
80kg以上 乳幼児期~大人まで ベビーチェア、キッズチェア、学習椅子、大人のダイニングチェアとして

耐荷重が大きいモデルは、構造がしっかりしているものが多く、安心して長く使い続けることができますね。

選び方3 テーブルの有無やデザインで選ぶ

機能性はもちろん大切ですが、毎日使うものだからこそ、デザイン性も妥協したくないポイントです。特に長く使うことを考えるなら、子どもの成長後も家のインテリアに馴染むかどうかを想像しながら選ぶのがおすすめです。

まず考えたいのが、専用テーブルの有無です。取り外し可能なテーブルが付いているタイプは、離乳食が始まったばかりの頃や、お絵描きなどの遊びをするときにとても便利。子どもが大きくなり、家族と一緒にダイニングテーブルを囲むようになったら、テーブルを外して椅子本体だけで使えます。

また、デザインやカラーも重要な選択基準です。温かみのある木製のチェアは、どんなインテリアにも合わせやすく人気があります。シンプルなデザインのものを選べば、子どもが大きくなって学習椅子として使うときも違和感がありません。「子どもが使わなくなったら自分が使いたい」と思えるような、お気に入りのデザインを見つけることも、結果的に一脚の椅子を長く大切に使うことに繋がりますよ。

まとめ

ハイチェアを何歳まで使ったか調査した結果、3歳頃までが最も多い平均的な目安でした。しかし、実際にはお子さまの成長や椅子の機能によって、5歳以上、さらには大人になっても愛用するケースもあります。大切なのは、お子さまが窮屈そうにしていないか、嫌がっていないかといった卒業のサインを見逃さないこと。これから選ぶなら、ストッケや大和屋の製品のように、成長に合わせて細かく高さ調節できる椅子が長く使えておすすめです。ご家庭のスタイルに合った一脚を見つけてくださいね。

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